再開後ホーム2連戦となる柏は、前節も三協フロンテア柏スタジアムでFC東京と対戦。開幕連勝スタートを懸けた一戦はリアリストな指揮官が率いるチーム同士とあってこう着した展開となった。その中でゲームの流れを大きく変えたのは柏に退場者が出たことだった。開始早々にイエローカードを受けたヒシャルジソンが60分に二度目の警告を受けて退場。その後のCKから失点し、0-1で敗れた。
しかし11人同士の時間帯でも、1人少なくなってからもチャンスは作れており、守備でもそれほど大きなピンチを招いたシーンはなし。結果こそつかめなかったが、J1の上位チームに対しても互角に戦えることを示した。
中3日で迎えるこの試合ではメンバー選考が1つのポイントになりそうだが、出場停止となるヒシャルジソンの代役は、FC東京戦でも途中出場した戸嶋 祥郎の起用が濃厚。豊富な運動量で広範囲をカバーでき、ボール奪取力に優れたボランチに注目だ。また、ネルシーニョ監督は今季のスケジュールを見据え、「今季は総力戦になると思っているので、いかにチームとしてクオリティーを落とさずに戦うことができるか」と話しており、それ以外のポジションでも、そのほかの選手たちもチャンスが回ってくる可能性は十分に考えられる。
対して横浜FCは神戸との開幕戦から6人を入れ替えて前節・札幌戦を戦った。1-2の敗戦に終わったが、中断期間中に準備してきた3バックのシステムが機能し、攻撃にはかなりの可能性を感じさせた。特に一美 和成と斉藤 光毅の若き2トップはゴールへの意識が高く楽しみなコンビ。一美は札幌戦でJ1初ゴールを決め、斉藤 光毅もあと一歩まで迫るシーンを作った。今季初勝利をつかむためには、彼ら2人のゴールが必要だ。
また、横浜FCの下平 隆宏監督にとっては監督に就任してから初めてとなる日立台での試合。ニッパツ三ツ沢球技場で対戦した昨季の試合では試合終了間際に決勝点が決まると、喜びを爆発させていただけに、この試合に向けても気合いが入っているのは間違いない。
「もちろん特別なクラブだと思っているので、アウェイに行くことはほかのゲームに比べても当然違う思いはあるし、日立台のスタジアムにも思い出がある。サポーターはいないけど、しっかり『横浜FCでやっているよ』ということを見せつけたいと思っている」 今後も過密日程で試合は進み、なかなか修正する時間を取れないと予想できるだけに、リーグ再開後の2連敗はお互いに避けたいところだ。
[ 文:須賀 大輔 ]
