見どころを要約すると・・・ ・川崎Fはルヴァンカップで鹿島に勝利。鬼木達監督は「誰を出しても同じ力が出せる」と語る ・川崎Fはリーグ戦では7連勝中と絶好調。攻撃力だけでなく堅守も光る ・大分はリーグ戦4連敗と停滞が続く。ルヴァンカップの好内容を追い風にできるか ミッドウィークにJリーグYBCルヴァンカップグループステージ第2節が開催されたため、中2日で明治安田J1第9節を戦う。等々力陸上競技場では7連勝中と絶好調の首位・川崎Fと4連敗中で14位の大分が対戦する。
川崎Fのリーグ前節・G大阪戦は苦しい時間がありながらも、後半開始早々の大島 僚太の一撃で1-0の勝利をつかんだ。この結果は、今季の川崎Fは簡単に守備が崩れないことも強みだと示した。
「成長として、自分たちの時間ではないときも焦れずに崩れることなく戦えたのは新たな自分たちの良さ。(前々節・)湘南戦はボールを持たれた時間に失点をしてしまったけど、焦れずに戦えることを見せてくれたので、すごくポジティブに捉えている」(鬼木 達監督) 5日に行われたルヴァンカップAグループ第2節・鹿島戦では、直近の試合から7人先発を入れ替えた中でも試合を優位に進めた。そして、プロ初先発となった三笘 薫がドリブル突破から43分に先制点を奪うと、47分には途中出場の大島、さらに55分には旗手 怜央のプロ初得点も生まれ、「いまは誰を出しても本当にチームとしては同じ力が出せる。むしろ違ったパワーをどんどん出してくれている」と指揮官が話していたように、最高の形で大分戦を迎えることができた。
一方、大分はリーグ前節に鹿島と対戦。幸先よく髙澤 優也のミドルシュートで先制点を挙げるが、立て続けに4失点。「まだ力が足りない。今季に関しては試練のシーズンになると覚悟を持ってやらなくてはならないと感じている」と片野坂 知宏監督が試合後に話したように、力の差を見せつけられる結果となった。そんなゲームを経て戦ったルヴァンカップDグループ第2節・G大阪戦は先発11人を総入れ替え。29分にパトリックに先制点を奪われるも、6分後に小塚 和季の得点で追いつく展開に。しかし、勝負を決定づける2点目に届かず、1-1で決着し、無念のグループステージ敗退となった。それでも、指揮官は語る。
「今日出てくれた選手は非常に良い準備をして、ピッチでアグレッシブに戦ってくれた」 決してネガティブではない。プラス材料を手にして次に切り替えることができるゲームだった。
両者の成績は対照的。大方の予想ではホームチーム有利と見るだろう。川崎Fに油断はない。常にどんな相手であろうとチャレンジャー精神で戦っているからこそ、連勝の山を築くことができている。この一戦も狙うのは勝利のみである。ただ、大分も譲る気はない。首位相手に3ポイントを重ねることができれば、波に乗るきっかけになり、苦しい状況も打破できるはず。どんな白熱した戦いを見せてくれるのか楽しみだ。
[ 文:高澤 真輝 ]