ホームの横浜FCは現在3連勝中と調子を上げてきている。前節はアウェイで清水と対戦。3試合ぶりの先発となった斉藤 光毅がミドルシュートを決めて先制すると、一度は追いつかれるが、すぐに皆川 佑介のヘディングシュートでリードを奪う。さらに後半早々に松尾 佑介がドリブルシュートを突き刺し、最後は1点を返されるが勝点3を手に入れた。この結果、前回J1を戦った2007年に挙げた4勝に早くも並ぶ形となった。
この3連勝中に奪ったゴールが『8』で、そのすべてを攻撃陣が挙げているように、ボールを持つだけでなくゴールを奪えるようになってきた横浜FC。連敗中も内容は悪くないながらに結果が出ないジレンマに悩まされていたが、内容に結果がついてきたことでチームからは自信がうかがえる。また、プレッシャー強度の高さの前にボールを握れなかった前々節・鹿島戦の反省を生かし、前節・清水戦では佐藤 謙介と手塚 康平というパサータイプの2人を、4バックに移行後初めてボランチに並べたことで支配率の部分で修正を見せた。いまのチームからは1試合ごとに成長を感じられる点も好印象である。
鹿島、清水と今季からボールを握ることにトライしているチームとの試合で得た課題と収穫をもとに、リーグ屈指の緻密さでボールを動かしてくるC大阪に対して、横浜FCがどれくらい自分たちのリズムの時間を作れるかがこのゲームの1つのポイントになるだろう。
対してC大阪はここ5試合で3勝1分1敗と好調である。前々節・川崎F戦はミスが絡み5失点という衝撃的なスコアで敗れたが、前節・仙台戦は清武 弘嗣と坂元 達裕という攻撃の要がそろってネットを揺らし、2-1で勝利。連敗をすることなく、しっかりと2位をキープした。さらに、首位の川崎Fが名古屋に敗れたことで勝点差を戻すことに成功した。
久しぶりにミッドウィークに試合がない状況で戦うことができるため、選手それぞれ、そしてチーム全体としてもかなりフレッシュな状態でピッチに立てるはずだ。横浜FCも最終ラインから丁寧にボールを動かすチームではあるが、ロティーナ監督体制2年目となる桜軍団にもその点に関しては積み重ねとプライドがある。相手に握られるのではなくゲームをコントロールし、自分たちの土俵であるロースコアの展開に持ち込みたい。
C大阪としては2位をキープすることはもちろん、これ以上首位と勝点差を離されないためにも昇格組をしっかり叩いておきたいところだ。
[ 文:須賀 大輔 ]
