横浜FMは前節・鳥栖戦で3-1の快勝を収め、今季二度目となる連勝を達成した。前々節・清水戦に続いて前半に3ゴールを集め、後半は落ち着いたゲーム運びを見せた。連勝前の3連敗はすべて逆転負けで敗れており、先制したあとのゲームコントロールに加え、いわゆる“2点目”が課題だった。それだけに改善傾向はポジティブな材料だろう。
さらに3試合前のC大阪戦から敷く[3-4-2-1]が機能している。特に2シャドーの一角に入るエリキは直近2試合で3得点1アシストと爆発。さらに3試合連続ゴール中と、「打撲のケガが長引き、コンディション調整に時間がかかったので調子は良くなかった」と自身が振り返るリーグ再開直後と比べると明らかにパフォーマンスが上がってきている。1得点1アシストの鳥栖戦では1トップ2シャドーを形成したマルコス ジュニオール、ジュニオール サントスとともに外国籍助っ人3人が全得点を奪って“揃い踏み”し、相乗効果で凄みも出てきた。
今節対戦する仙台には2016年9月以来、8試合連続で負けておらず、ホームでは2連勝中と非常に相性の良い相手である。21日の練習では清水戦で大事を取って前半のみで交代した仲川 輝人がすべてのメニューを消化。2試合ぶりに復帰する可能性もあり、連戦の最中でも攻撃陣の層は充実している。現在の順位表に目を移せば、川崎Fの独走状態であり、「(2連覇には)連勝を続けていくしか道はない」(喜田 拓也)横浜FMにとって、3連勝が義務づけられる一戦となるだろう。
対する4連敗中の仙台はFC東京戦では素早いリスタートから序盤に失点すると、後半は左サイドの攻撃を活性して盛り返したものの、得点には至らなかった。8月8日のJ1第9節・神戸戦以来、7試合連続で白星から遠ざかっており、苦しい状況が続く。その間は複数得点がなく、直近2試合は完封負けと、今季就任した木山 隆之監督が目指す攻撃的サッカーとは程遠い状態だと言わざるを得ない。今節の相手はリーグ屈指の攻撃力を誇る横浜FMだが、得点力に乏しい現状を踏まえれば、前回対戦と同じくできるだけ失点しない時間帯を長くしながら、攻撃の糸口を探ることがゲームプランの基本線となりそうだ。
中3日の横浜FMに対し、中2日となる仙台は日程面でも不利な条件となる。毎試合、選手を入れ替えながら戦っている中、FC東京戦では今季の基本布陣である[4-3-3]ではなく、守備時には5バックでブロックを敷く[3-4-3]に変更しており、策士でもある指揮官が今節、どのような戦い方を選択するかも注目される。
[ 文:大林 洋平 ]

