柏が6発大勝。数的不利の札幌も最後まで意地を見せる熱戦となる
北海道コンサドーレ札幌
監督
数字からみれば非常に出来の悪いゲームだったと言わざるを得ない。ただし、ハッキリと言えることは今日はわれわれの日ではなかった。非常に早い時間帯に退場者を出し、ほぼ90分間、数的不利な状況で働かなければいけない状況だった。その中で、できるだけロースコアで試合を運びたかったが、リードを許す展開となってしまった。柏の打つシュートが得点になりやすい状況となった。 リードされた展開ながらもなんとか選手たちは得点し、この試合を自分たちが望む展開に持っていこうと試みてはいた。ボールを動かせていたし、チャンスも作れていました。ただし、その中で徐々に疲労が見えていったのが今日の試合展開でした。 疲労の色と自分たちのミスが目立ち、3、4、5点目と柏が得点を重ねる展開を与えてしまいました。一矢報いようという姿勢は見せていて、良い攻撃の形も見せてくれていましたが、縦パスを前向きで奪われたり、横パスを奪われて失点をしてしまった。 1-6というスコアでの敗戦は褒められた結果ではない。ただし、その中でポジティブなものとして見えたのは、失点を重ねる中でも選手たちが最後まで心を折らずに一矢報いようとしてくれたこと。その姿勢は非常に良かったと思う。そうした姿勢を持ち続けることが今後に生きてくるはずです。大きくリードされる展開になればチームがバラバラになってしまったりすることもありますが、走る、戦う、どれだけ点を取られても戦うとファイティングポーズを選手が取り続けてくれたことは今後に生きるでしょう。1人少ない中、走力、球際、攻撃のアイディアを見せられたのは絶対にこのあと、プラスに働くと思っている。この試合を経て選手への愛情は深まった。最後まで走り戦う姿勢を見せてくれた選手を称えたい。 --青木 亮太が執念を見せていたように思う。素晴らしい選手だという評価をしている。彼には具体的に「得点やアシストがもっとできる」と話したが、実際に得点を取るところを見せてくれた。素晴らしいプレーを見せてくれた。でも、まだまだできる。より素晴らしいプレーを見せてくれると期待している。 --後半途中からリズムが良くなったように見えた。ハーフタイムにシステムを変えた。それまでは[4-4-1]のような形だったが、後半は3バックに戻し[3-4-2]のような、[5-2-2]の立ち位置に変えたことで攻撃は機能した。その中で失点を重ねたのは自分たちが攻撃を仕掛ける中でミスしてしまい、カウンターの機会を相手に与えてしまったから。より正確なプレーできていれば、際どいゲームができたのではと思う。
柏レイソル
監督
序盤は互いにスペースを奪い合い、きっ抗した入りとなった。だが、早い時間に退場者が出て数的優位になる時間が多くなった。ただ、前半2点取ったが、決めるべきところで決めていればもっと取れていた。だが、1人多いということもあって、それ以外のところは終始有利だった。ハーフタイムには「やることは変わらないんだぞ」ということを選手に声をかけ、後半の選手たちは良い形のボールの奪い方から攻撃に出ていく形を何度も出せていた。取り急ぐのではなく、守備をしっかりやろうということで、選手たちが私の意図を汲んでしっかりやってくれたと思います。 --ここ数試合、内容に結果がついてこなかったように感じるが、そこでこのように勝った。いまのチームのメンタル的な強さについてはどう感じているか。今年の編成はご存じの通り若手主体であり、確かに最近の試合では決め切ることができていなかった。もちろん、そうした状況が続くと精神面が滅入ってしまうこともあるが、そうした状況だからこそ選手に話をしてきた。「チャンスを作れているので悲観する必要はない」と。決定機に備える、準備をしっかりやるということを話し続けてきた結果の今日の試合である。ただ、なにかプレッシャーを掛けたわけではない。選手との距離感を意識してここまでやってきました。 --細谷 真大は得点のところが目立つが、守備について。彼に関しても、若い選手ではあるが、パワーがありフィジカルもありスピードもある。攻撃に関してはその特長が生かされている。ただし、守備に関しては、これまでも「味方がより良い形でカウンターに出ていけるように守備を頑張らなければいけないぞ」と言い続けてきた。そして今日の試合では良い形で引っかけてカウンターにつながっていた。もちろん、細谷だけではなく小屋松(知哉)に関しても守備の役割を理解してくれているので、よりよい形で攻撃ができるようにプレッシングを意識してやってくれている。
北海道コンサドーレ札幌
MF 9
金子 拓郎
試合のほとんどの時間帯で1人少ない状況になってしまったわけだが、その中でも「もう少し耐えることができたんじゃないだろうか?」という思いがある。耐えながら、どこかで1点返すことができていたならば、もう少し状況は違っていたと思うが、立て続けに失点を重ねる流れになってしまった。次の試合に向けては切り替えるしかないと思うので、しっかり切り替えて良い準備をしていきたい。今季はまだ連敗をしていないので、次の試合ではまずはチームとして結果を出し、その中で個人としても結果を求めていきたい。
GK 34
中野 小次郎
やはり6失点をしてしまったので、悔しい気持ちが強い。防ぐのが難しい失点もあったのかもしれないが、それでもやはりこのポジションなので、なんとか防げるように成長をしていかなければいけない。前半はなんとか2失点にとどめることができていて、ルヴァンカップのアウェイでの柏戦でも早い時間帯に2失点をしながらも、そこで耐えることができたので最後に逆転できるというイメージもあった。でも、今回はそこから立て続けに失点をしてしまい、自分の力不足を感じている。次節に向けては、とにかく切り替えてやっていくしかない。