お互いの良さを消し合い、ドロー決着。両チーム連勝ならず
FC東京
ウイングバックで出て、ミラーゲームになることは分かっていたので、サイドで主導権をとって攻撃的にいこうと思って試合に臨みました。チャンスがなかったわけではないですけど、抜け出すまではうまくいったところでクロスの質が良くなく、相手の足に当てたりしてしまったので、そこの質は上げていかないといけないと思います。 --いつもとシステムが違い、ボールの循環も違った?特に前半はあまりうまくいかなかったですね。後半は中でのテンポの作り方というか、サポートの入り方をハーフタイムにみんなで話し合い、変えられたと思います。 --代表合流前の最後の試合だったが?代表のことはあまり考えずに名古屋戦に向けてやってきたので、勝ち切れなくて正直、悔しいです。
名古屋グランパス
監督
東京が3バックでやってくるというのは、メンバー表を見ても分からなかったので、正直ちょっとビックリしましたが、時間とともに選手はしっかりとアジャストしながら戦ってくれたと思います。何回かチャンスはありました。そこで仕留め切れていればまたオープンな展開になったと思います。こちらもなかなか得点が取れずにズルズルと時間が進んだ中で、最後までクローズした試合になってしまいました。ただ球際など、非常に気持ちのこもったプレーを選手たちはしてくれたと思います。そういう意味では非常に能力の高いFC東京を相手に、しっかりとゼロで抑えられたという部分と、そういった中でもチャンスをクリエイトできたのはプラス材料だと思います。5試合を終えて勝点10、良いスタートが切れたと思います。4月に入ればリーグ戦とルヴァンカップ、ゴールデンウィークではリーグ戦の連戦が入ってきて試合数が多いです。総力戦でしっかり戦って勝点を積み上げていけるようにやっていきたいと思っています。 --長澤 和輝選手投入時にシステムを変更したが?プランとして持っていました。東京の3バックをなかなか崩せないという時間帯が続いていたので、永井(謙佑)が疲れた状況で少し考えないといけない状況が来ると思っていました。そういうときに今までの1トップ+シャドーで、相手もバランスよく守っていたというところがあったので、少し変化を加えたらどうなるかなと。もちろん変えるリスクはありますが、昨季もやっていましたしキャンプでも使っていたので、いろいろ変化球は投げましたが、最後はなかなかうまくハマらなかったと思っています。
FC東京
監督
試合が終わったあとの感覚としては、電車がスッと通り過ぎたように、あっという間に時間が過ぎました。今日の試合はとても戦術的な試合だった。名古屋さんはしっかりと守備を固めた上で、危険な前線の3人のスピードを生かしたカウンターアタック、それが狙いでした。しっかりボールを奪ったあとに、素早く彼らのスピードを生かしたプレーがしっかりトレーニングされています。しかもいまの名古屋さんは良い流れの中にいるということも、われわれはしっかり理解した上で試合に臨みました。 今季、われわれは良い形でシーズンをスタートできていたと思います。けれどもそのあとは、どのチームも長いシーズンの中では苦しむときが来るだろうと。複数のケガ人をわれわれは抱えており、また(松木)玖生も代表に呼ばれて不在で、特に不在の選手が中盤のポジションに重なったこともあり、難しい状況にいるというのがあります。 名古屋さんの狙ってくるプレー、特長、そしてわれわれが抱えている状況を踏まえ、いまいる選手の特長を踏まえて、今日のような形で戦うことを決断しました。彼らのサイドのCBが前に出てきた際の背後、スペースがチャンスだと、そこのスペースを狙ってわれわれはプレーしました。プラス、名古屋さんの2人のウイングバックも飛び出してくるということも、われわれは警戒して戦った試合でした。そういうさまざまな要素を踏まえた上で試合をし、きっ抗した試合展開だった。今日の試合はどちらかが決定的なチャンスを生かして点を取ったほうが勝つ試合だったと思います。 私の国では、このような試合のことを、“戦術的な試合”といいます。概して、多くのサッカーファンにとっては期待していない展開ですけど、われわれにとっては重要な、そして見ごたえのある戦術的な試合でした。 もちろん、勝点3を取れなかったので、手放しに喜ぶことはできません。選手たちが表現してくれたこの90分に関しては、とても満足しています。起用したシステムに関しては、プレシーズンですでにトレーニングしていました。MFに不在の選手が多いので、システム変更が必要な試合でした。玖生、そして安部 柊斗、渡邊 凌磨だけではなく、寺山 翼も違和感を抱えて今日プレーできなかったことは、われわれにとって大きかったです。次のホームゲームではすべての戦力を生かした形で、より魅力的なサッカーで勝利を目指したいと思います。 --名古屋が堅かった印象が強いのか、自分たちが崩し切れなかった印象が強いのか、どちらですか? われわれは試合をコントロールできていた。名古屋さんの危険なカウンターをしっかり防ぐことができていたと思います。今日の試合では決定的なチャンスを作れなかったけど、ウイング的な選手、仲川(輝人)をシャドーで使わざるを得なかった事情も理解してほしいです。名古屋の守備は確かに堅かった。われわれは、守備を固めてきたチームに対して、ウイングを生かしてサイド攻撃をしたかったけど、それを連係してくれるMFが必要なのは確かです。そのMFが3~4人不在の中、守備をより重視することを優先しました。 そして今日の試合展開、もともとチャンスの少ない試合になると思い、少ないチャンスを生かしたチームが勝つと思っていました。そのとおりの試合になったと思います。7~8人で守備を固めてくるチームを崩すのは難しいです。MFが少なかったゆえに、われわれが持っている危険なウイングの選手をそのポジションで起用できなかったのは残念です。サイド攻撃を生かそうと別の形で配置したら、ポゼッション率は高まったかもしれないが、負けていたかもしれない。中盤で攻撃を構築するMFが不在の中で、自分たちが期待した攻撃を構築できたかというと、それはできていなかったと思います。
名古屋グランパス
MF 7
和泉 竜司
--中央からの攻撃が多く感じたが?特別に中を使うというイメージはなかったです。ただ、中が空いていたらそれは流れの中でという感じでした。 --相手のプレスを回避するつなぎのパスの手ごたえは?開幕から積み上げている部分があるので、そういう後ろからつなぐ部分もそうですし、連係の部分もそうですし、そういうイメージは試合を重ねるごとに良くなっていると思います。今日も(ゴールを)決められるチャンスはありました。そういう試合を作れているので、あとはその回数を増やすこと、決め切ることもそうだと思います。そこは結局試合結果に直結するので。ただ、本当に全員が同じものを描いてやれていると思います。あとはその精度と回数を増やすこともそうだし、おのおのが上げていくことが必要だと思います。
FW 10
マテウス カストロ
FC東京は守備が堅くて、カウンターの速いチームだということを意識していた中で、われわれも最後まであきらめずに、何回かチャンスを作ることができました。その中で決め切れない部分もあって、本当に悔しい内容でした。ホームで勝点3が取りたかったですけど残念ながら取れず、でも勝点1だけでも悪い結果ではないかなとも思っています。チームの成長を感じていますので、(これから)どんどん勝点を積み重ねていくべきだと思っています。 --79分に見せた、切り返しのシュートのイメージは?切り返したときに、右足のほうにボールを止めてインサイドでシュートをするイメージは持っていたのですけど、ボールの止まったところが右足でもなく、左足でもない真ん中に止まってしまったので、自分は左足が強いからそのトゥーキックを狙いました。ただ、そのトゥーキックは自分が思った形でやれませんでした。