勝負を分けた決定力。横浜FMがしぶとく勝ち切り、今季初の連勝
横浜F・マリノス
監督
難しい試合になってしまいました。G大阪は簡単にプレーをさせてくれず、コンパクトさを保ち、常にスキをうかがい、チャンスを作ろうとしてきました。正直、前半は自分たちの内容で試合を進めることができませんでした。この過密日程の中、お互いプッシュし合いながらやってきましたが、たまには思うようにいかない試合もあるとは思います。ですが、後半に入り、いつもの動き、球際へのスピードは徐々にできました。最後、エドゥアルドが犠牲になりましたが、チームのためにピッチに戻りました。あれだけの強いメンタルを持った選手がいるのは自分たちにとって心強いです。少し古臭いかもしれませんが、時には根性が大事なのかもしれません。結果を残し、勝点3を取れたのは良かったです。 --アンデルソン ロペス選手が今季、ACLも含めて全試合で先発しています。彼の状態を含めてどう見ていますか?彼は常に試合に出たいと言っています。思い描いていた内容ではありませんでしたが、彼のフィジカルの強さやボールを持ったときの違いは今日のような試合でも見せてくれました。焦らずにゴールを決めるなど、結果を残しています。彼だけでなく、どの選手も出場したい気持ちを出してくれています。逆にロペスを休ませるために外した場合、彼は間違いなく「なぜ、僕を外すのですか?」と言ってくるはずです。毎試合、この素晴らしいファン・サポーターのためにも休んでいる場合ではない、という選手たちの姿勢は素晴らしい。彼のメンタルの強さや重要性が分かっている中で彼を起用しています。 --Jリーグは多くのクラブに優勝の可能性があります。どのような印象を持っていますか?素晴らしいリーグです。監督としてメンタルの強さを試されるハードなリーグだと感じています。どの試合も気は抜けませんし、どの試合もやってみないとどちらに勝ち負けがつくか本当に分かりません。自分が海外クラブで日本人選手を指導していたこともありますが、彼らのハードワーク、取り組む姿勢は素晴らしいです。来日してからも素晴らしい選手がそろっていると感じています。特にどん欲に学ぶ姿勢がありますし、最高のメンバーに恵まれながら、難しいリーグで戦っていると思っています。
ガンバ大阪
監督
悲しい結果になりました。マリノスさんを上回り、マリノスさんよりも良い試合ができていたと素直に思っています。チャンス数、相手陣での保持率、ゲームを支配する点においては上回れていましたが、マリノスさんはアンデルソン ロペス選手がワンチャンスをモノにしました。自分たちはチャンスがありながらゴールを決め切れませんでした。2失点目は前がかりに攻めにいっていたので、仕方ありません。結果には満足できませんが、チームが見せてくれた戦う姿勢は誇りに思っていますし、その点に関しては満足しています。 --J1第6節・京都戦、第7節・札幌戦に比べると理想的な時間帯が長かったですが、決定力についてはどう改善しますか?決め切る力は今日、明日にすぐに改善できるわけではありません。難しいですが、一瞬一瞬で選手たちがベストな判断をしていくことが大事ですし、今日はエゴの点は完全にできていました。良いポジションにいる味方がいれば、その選手に(パスを)出して決め切ることを突き詰めていかなければなりません。監督としてはいかにチャンス数を増やし、いかに相手にチャンスを与えないかが仕事になると考えています。 --宇佐美 貴史選手から多くのチャンスが生まれていました。いま以上に彼に求めることはありますか?チームにとって欠かせない重要な選手の1人ですし、自分が就任してからそれを言葉にしています。フィジカル的にもかなり良くなってきています。貴史がベストな状態であれば、Jリーグの中でもベストの選手です。引き続き、彼の能力に期待をしています。
--今季初先発で起用されたウイングについて。今季はウイングをよくやっていますし、好きなポジションなので自分の中ではアリだと感じています。シンプルに逆からのクロスに入ったり、センターFWが空けたスペースに入っていったり、縦へのドリブルや守備で貢献したいと思っていました。もともとFWなので、ロングボールの競り合いも得意ですが、一度エドゥアルド選手と競り合ったら強いと感じました。 --手ごたえがあったのではないでしょうか?出場機会を得たときに何かしないといけません。そこができなかったのは自分の力不足です。正直、後半のマリノスのプレースピードは今まで感じたことがないくらい速かったです。自分は前半からしんどくて、後半、守備が緩くなってしまいました。マリノスは少ないパスで前に運べるし、一人ひとりのレベルが高く、展開も速かったです。 --先手をとっている場面もありました。攻撃ではやれる感じはしました。ウイングはクロスにフリーで入っていけるので、タイミングさえ間違わなければいけると感じています。ただ、今日は自分を含めて、めちゃくちゃチャンスがありました。(取るべきときに取らないとこのような結果になるのは)おっしゃるとおりだと思います。
横浜F・マリノス
MF 28
山根 陸
--素晴らしい切り返しからのアシストシーンを振り返ってください。ボールサイドに絡みにいき、カツくん(永戸 勝也)に一度はたいて、スペースが空いた感じがしたので、そこに入ると良いパスをくれました。ファーストタッチのときに、ネタ ラヴィ選手が食いついているのが分かっていました。ワンフェイクを入れてからシュートまで行こうかと考えましたが、体勢が厳しかったので、(アンデルソン)ロペスに預けました。 --とても落ち着いているように映りました。今回のアシストのシーンは窮屈な感じはありませんでした。駆け引きをしながらでしたが、より狭いところでは慌てるシーンも増えると思います。 --特に前半はミスが多く、リズムが作れませんでした。今日は改善する部分が多く、なんとか数字を残せた印象です。僕はシンプルに呼吸が合わなかったり、狙い過ぎたところがありました。相手も人に強く来る選手ばかりだったので、(パスを)当てた選手への関わりやサポートの関係性が足りなかったと思います。 --J1第7節・神戸戦から中2日で勝利しました。連戦ではチーム全体の力が必要です。正直、自分たちの内容ではありませんでしたが、勝てたのは大きいです。ただ、僕たちがやりたいのはもっともっと上のレベルです。個人としてもチームとしても、もっともっと、という気持ちしかありません。
FW 37
塩貝 健人
--J1デビューおめでとうございます。昔からJリーグの試合を観に行く機会はありましたが、あらためてその舞台に自分が立っているのは不思議な感覚で、実感は湧きませんでした。ただ、デビュー戦なので後悔のないようにプレーしました。 --ファーストプレーから気持ちが出ていました。観ている方を驚かせたいと臨みましたが、熱くなり過ぎました。ただ、あれぐらいやってもいいと思っているので、次は少し抑えてやれればいいと思います。ただ、納得はしていません。1つシュートシーンがあり、決めなければいけませんでしたが、焦って簡単に蹴ってしまいました。もっと自分が収めて、1枚2枚はがせる力はあると思います。ただ、焦りがあり、納得できていません。 --この経験をどう生かしていきますか?このピッチで、この応援の中でプレーできるのはサッカー選手の中でも恵まれていると思います。自分は慶應義塾大の選手でもあるので、そこに還元したいですね。プロの舞台に立った以上、もうプロにふさわしくないプレーはできません。もう一度、気を引き締めてやっていきます。