最後まで決定打は生まれず。勝点1を分け合う結果に
鹿島アントラーズ
監督
--総括と、新潟のボール回しに対してうまくプレスがハマらなかった印象がありますが、そこについてお願いします。まず1つはこの試合で勝点1を取ったということ。そこは悪くなかったと思います。われわれの唯一良かったところはそこだと思いますし、あとはすべて相手に内容でも上回られたと思います。今日、われわれがピッチで見せたものはプレッシングというものではなかったですし、試合間隔が空いてしまったことが1つの要因に挙げられるとは思いますけど、水曜の試合(天皇杯2回戦・奈良戦)に出ていなかった選手を前半で代えたのも試合の間隔が空き、試合に入っていけなかったのが要因です。内容から言えば、前半で5人代えられるなら代えたいくらいの試合でしたし、このリーグ戦でわれわれがやるべきことにフォーカスし続けたからこそ、結果を得られていると思っているのですけれど、この中断期間でそれを維持しながら、フォーカスし続けながら、ひさびさのリーグ戦を戦うにあたって、すぐに感覚的なものを取り戻してピッチで見せるのは簡単なことではありません。だからこそ、試合前の会見でも「できることならばこういった中断期間を作らずに戦えたほうが私たちにはいい」という話をしました。もちろん、そういった中ですべてがうまくいったわけではなく、瞬間的にわれわれのやりたかったことを出せたシーンもありましたが、全体的にタッチ数が多くなって連動できず、シンクロして動くことが攻守においてうまくいかない時間帯が今日は多かったと思います。普通であれば、こういった内容も相手に取られる試合は結果もついてこないようなことが多いと思いますが、唯一良かったのは勝点を取って、引き分けに持ち込んだことだと思います。 今日良くなかったことはわれわれ自身がよく分かっていますし、今日見せた試合が本来の姿ではないということは全員がよく分かっています。0-0で進行していたとき、師岡(柊生)のところで決定的なチャンスがあったと思いますが、あれが入っていればまた違った結果になっていたかもしれません。今日に関してはしっかり全員で見直して、次に向けて修正してつなげていかないといけないと思います。地に足をつけて、謙虚に、相手に内容で上回られた事実は変わらないと思いますので、何を修正しなければいけないのかをチームで共有して、次に向かっていきたいと思います。 --前半戦が終わる時期に2位という位置につけていることをどう思っているのか。また、後半戦に向かうにあたり課題をどう感じていますか?いま現在2位で前半戦をあと1試合残したところに来ていますが、1位じゃないのは事実だと思います。皆さんの大方の予想を見させてもらいましたが、中位くらいの予想だったと思います。皆さんが予想した順位で言えば、われわれは戦えるんだということを証明できている前半戦だと思います。そして、ここまで戦ってきた試合に関しても、チームでまとまって、攻守においてオーガナイズして、インテンシティーを持って相手を上回っていく、ということを試合の中でしっかり示して、結果を出してきた試合が多かったと思います。今日の試合を振り返ってみれば、それができなかった試合でした。ただ、先ほども申し上げたとおり、ポジティブに考えるとそういう試合で敗戦せず、勝点を取ることができました。少し間延びしてオープンな展開になり、オーガナイズが崩れたところはあったのですが、最後までゴールを奪いにいく姿勢、逆転しようとする姿勢を見せられたことは良かったと思います。試合を振り返ってみると、決定的な場面というのはわれわれにも数回ありましたし、それと同じように相手にもチャンスは多かったと思います。少しオープンになってお互いに決定機を簡単に作らせてしまった試合と言えるかもしれません。これから後半戦を戦っていくにあたって、今まで積み上げてきたものを変える必要はまったくないと思いますし、一つひとつの精度や判断力のレベルを上げていく作業が必要だと思います。しっかりとまずこの試合からリカバリーすることを考えて、この試合で出た修正点というのを共有して、修正して、次の試合に向かっていきたいと思います。
アルビレックス新潟
監督
多くの新潟のサポーターが足を運んでくれて、ドローという形で終わりましたけど、彼らの声援を受けて選手も90分しっかり戦うことができたと思います。非常に大きい勝点1だと思っていますが、これを次につなげられるように次節への準備を進めていきたいと思います。 --「大きな勝点1」ということですが、引き分けではありましたがチームとしては戦えたという評価でよろしいですか?連戦の中で、と考えれば非常に良いゲームをしてくれたと思います。ただ、良いゲームをしてくれたで終わらせないようにしたい。2点目、3点目をもっともっと取れるチームになっていかないといけないと思います。ただ、両チームとも今節も非常にタフな試合だったと思います。そういう中で先制したことは非常に良かったと思いますし、それを最後に勝ちに結びつけられるようにしっかりみんなで良い準備をしていきたいと思います。 --シュートはかなり放ったが?チャンスを決め切れていればまたゲームの最後も違っていたのかなと思いますが、そういうところは日々のトレーニングで個人個人が積んできているので、しっかり決め切れるまで打つしかないと思います。 --失点シーンについて。切り替えのところですよね。スローインの反応が非常に遅かった。最終的にはそこから押し込まれて、その流れからのゴールでした。対応自体のところももちろん個々のところは詰めていかなければならないのですが、チームとしてそういうスキを与えれば失点というのは増えてしまう可能性が高い。90分やっていると必ずああいうシーンは出てきてしまう可能性はあると思うのですけど、まだあれは後半の始まったばかりの時間帯ですから、そこは体力的な問題ではなくて、もっともっとアラートな状態を保ちながらゲームができないと、『1』が『3』にはならないのかなと思っています。
鹿島アントラーズ
MF 15
藤井 智也
--ゴールを振り返ってください。何も意識していないです。「楽しんで笑顔で行け」って言われたんですけど、僕は楽しんでサッカーをやれるほど器用じゃないので、いつもどおり気負って入りました。焦って点を取りにいかないといけないと思って、無理やりクロスを上げたりしてしまったので、そこを冷静にやれたらよかったなって。振り返って一番そこを思っています。そこはもう少し改善したいです。 --ゴールの喜びよりそっちですか?あまり焦らなくてよかったですね。安西(幸輝)くんもいたので。点を取るときって何かできると勘違いしちゃうので、勘違いせずに冷静にやるべきでした。
MF 25
佐野 海舟
ほとんどの面で上回られたかなと思います。引き分けに持ち込めたのは大きいと思いますが、単純に内容では負けていたかなと思います。 --新潟のビルドアップに対してプレスが掛からず、空いたバイタルエリアを使われてしまった。難しかったですか?この行き方は絶対に釣り出されるし、それは分かっていました。バイタルが空くというのも、あの行き方をすれば分かっていますけど、あの行き方でいくというのをやっていたので、あそこはもっと自信を持ってやらないといけなかった。ちょっと迷った一瞬でスライドが遅れてしまう場面とかもあったので、そこは自信を持ってやるべきかなと思います。 --細かいミスもあったが?自分も含めて、細かいミスはありましたし、長いシーズンを通してミスがあるのは仕方ないことだと思います。それをチームでカバーしつつ、どう修正していくのかがやっぱり大事かなと。起こってしまったことを言うのではなくて、これからどう修正するのかが大事だと思います。