大観衆を集めた“東京ダービー”。今季二度目の対戦も勝者は生まれず
FC東京
監督
予想どおり、ダービーの試合ということで、両チームがすべてを出し切った戦いになったと思っています。試合開始からサポーターも非常に感情のこもった、両チームとも最後まで戦った試合だと思っています。 パフォーマンスの部分に関しては、自分たちが70分間までは、やりたいようなコントロールができていたと思っております。攻撃のところでは、もう少し前のキレというのが必要になったと思います。そうすれば、もう少し相手にとって脅威になったと思います。その中で、選手たちが試合をコントロールすることは大事なところでしたが、最後の20分のところでコントロールを失ってしまって、ゲームがオープンになってしまった。それがヴェルディのスタイルにも合っている部分もあり、われわれとしてはクロスを対応しなければいけない状況になってしまったと思います。本当に選手たちが勝点3を奪うためにすべてを出し切って戦ってくれたことを誇りに思っております。サポーターのために勝点3をもたらせずに残念に思っております。 --脳震盪で交代となった森重 真人選手の状態は?まず初めに、本当に彼は素晴らしいパフォーマンスを出してくれたと思っています。ボールを持ったときに冷静に戦い、自分たちがコントロールできるように冷静にボールを動かしてくれたと思います。森重がいた時間帯は守備を強く戦えていたと思っています。シュートブロックで頭に当たってしまいましたけど、もう少しメディカルから情報をもらう必要があると思っています。先ほど、救急車に乗っていますけれども、彼が大丈夫なことを祈っています。彼のこと、そして彼の家族のことをみんな思っています。 --コントロールを失ってしまった70分以降は、交代も活発に動いていましたが、それでもコントロールできなかった理由は?交代選手がしっかりと最後まで強く戦っていくというところで、インパクトを残してくれたとは思っております。今日は森重の脳震盪の交代もあり、われわれの交代選手が(フィールドプレーヤーは)全員出ました。出た選手全員が自分たちのインパクトをしっかり残そうと戦ってくれたと思っております。彼らは全力で戦ってくれたと思っています。その中で、ヴェルディさんのロングボールが入って、間延びしてしまったことによって、自分たちのコントロールを失ってしまったと思っております。選手は出せるものをすべて出し切ってくれたと思っております。この中でしっかり出せたパフォーマンスを身につけること、そしてまた改善しなければいけないことを取り組んでいきたいと思っております。
東京ヴェルディ
監督
本当にアウェイにもかかわらず、多くのサポーターが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気を作ってくれたことは本当に感謝申し上げたいと思います。勝てなかった悔しさしかないです。われわれのやりたいこと、特に後半はほぼやれて、あれが勝点1で終わるというのは動き出しであったり、シュートであったり、あと5センチとか、コンマ1秒足りないものがあるのでしょうけれども、いま選手は持てるものを出していると思うし、あれだけ制圧しているのであれば、やはり勝点3を取らないといけなかったですね。これを続けていくだけかなと思います。 --前半の早い時間帯の相手CK時に、選手に対して激しいジェスチャーを見せていました。木村 勇大のところで、ボランチを意識し過ぎてプレッシャーを躊躇するシーンがあったので、そうすると、今度はボランチが食いついていくんですよ。そうすると、われわれのバイタルエリアが空くので、木村 勇大に対しては「行け」とかなり強く言いました。 ただ、シャドーがちょっと行き過ぎなところがあったので、シャドーに関しては「もうちょっと落ち着け」と。「全部、前から行けなくていい」と。そこは前半の途中から前の3枚はかなり整理できたと思いますし、危なげなかったと思います。ちょっと前半の最初の25分ぐらいまでが、前から行く意識とボランチに引っ張られる意識がちょっと交錯して、統一できなかったというのがありました。 --あれだけチャンスを作りながらも、ゴールを割れませんでした。今後に向けてどう改善していきますか?もちろん、あのシュートがもう50センチ外に行けばとか、慌ててボレーするのではなく、ボールコントロールもできただろうとか、その瞬間の、ドフリーのときの判断というのはもう質なので、そこは個人でも意識を持つし、チームとしても質を上げていかないといけない。ただ、今日の出来であれば、もう10回決定機を作らないといけない。10回作ったなら、20回作らないと、いまのわれわれがやれることをやるというのは、決定機を増やすことしかない。それぐらいやれたはずのゲームだったと思います。 --森田 晃樹選手を先発で起用しました。コンディションが戻ってきたので、高いレベルで競争してもらっていた時期がここ1、2試合あった。守備の緩みが出たとしたらそれは交代していきますし、それがポジションのどこであれ、前の試合の評価といまのトレーニングでの取り組みというのを見て、今日は先発にふさわしいと。ただ、まだ万全かというと、90分持つような状態ではない。行けるとこまでというイメージがあったので、そこはタスクを託しました。
全体としてはヴェルディにチャンスが多かった試合だったと思います。前半は守備のところで苦労したかなという印象はありますね。けっこう前から行っていたんですけど、そのぶん中盤のスペースがかなり空いて、そこをうまく使われてしまって、戻る距離が増えて、しんどい部分はありました。守備の部分ではバタバタしたと思います。 --後半は東京Vのゲームでしたが、ドローで終わってしまった結果に関してはどう捉えますか?全体として見れば勝てた試合だったと思う。本当にちょっとのところ。最後のゴールのところは前半もありましたし、後半も何本もありましたからね。ただ、手ごたえはありましたね。 --ダービーの雰囲気は楽しめましたか?(昨年度の)天皇杯がすごかった、熱すぎたのはありますけど、それにしてもFC東京さんのホームはすごく観客が入っていて、バックスタンドも上のほうまで入っていた。そういう中でプレーできたのは、毎度のことながら選手としてはやっていて楽しいですね。
FC東京
MF 71
荒木 遼太郎
ゲーム運びは良かったですけど、ゴールまでのところでシュートにもっていくところが、何かもう一歩足りなかった感じですね。 --ボールを回すところや攻撃をやり直すところは、前節・川崎F戦から改善が見られたと思いますが?川崎F戦と比べては分からないですけど、俺が出たらボールを前に運ぶことは自分の役割だと思っているので、前に運んでいってそこからもう1個仕掛けのところができなかったと感じていますね。 --「ゴール前でもう一歩足りなかった」とは、個人的な感覚の部分なのか、それともチームとしての部分なのか?チームとしても必要だと思いますし、3バックの相手に対してどう攻めるかが、ちょっと足りなかったと思っています。 --ダービーを勝ち切れなかったことに関しては?ダービーに関係なく、引き分けと負けは悔しいですし、そのぶん自分たちも熱は入っていた。でも、終わったことはしょうがないので、切り替えてやります。
GK 41
野澤 大志ブランドン
--前半から一転、後半は守勢に回ってしまいました。後半はオープンな展開となって、要所要所でセカンドボールを拾うことが大事だったけど、相手にことごとく拾われた印象でした。それで押し込まれてしまったと思うので、そこの改善ができるかをチームみんなで話していきたい。 --それでも訪れたピンチはご自身が中心となり、防ぎました。難しい時間帯は必ずあると思っています。僕だけでなく、今日はみんなが体を張っていた。攻撃がうまくいかなくても、絶対にやらせない気持ちをみんなが持って、体を張って守ってくれた。そこはポジティブに捉えています。 --熱量がすごかったと思います。選手一人ひとりの今日に懸ける思いも強かったし、リーグ戦でここ数試合勝てていなかったのもある。さらに今日はそれだけでなく、特別な試合になることもみんなが分かっていた。それぞれが絶対に勝ってやるという気持ちでプレーしていただけに、0-0で終わってしまい、悔しい思いでいます。