攻め手を欠いた両者。鹿島は本拠地で5戦連続のドロー、3戦連続の0-0に
名古屋グランパス
--引き分けという結果をどう受け止めている?あの大激闘(ルヴァンカッププライムラウンド決勝・新潟戦)を終えてからの試合なので簡単ではないし、しかもアウェイで鹿島が相手というところで、相当難しい試合になるだろうなと思っていた中で選手は粘り強くやりながら、いまやれることはやったかなと思っています。 --ビッグゲームのあとの難しさはJ1第30節・FC東京戦でも経験していた。そこは間違いなくチームとして進歩している証だと思います。今日の内容は決してすべて褒められた内容ではないかもしれないけれど、いまできる中でとか、ビッグマッチで120分を戦っている選手が何人もいました。体も戻り切っていないところで、どういうサッカーをできるのかというときの戦い方の選択肢としてオプションの1つができたかなという手ごたえはありますし、間違いなくチームは進んでいると思います。 --開幕戦では3-0で負けた相手に0-0で終えられた。そこは、分かりやすく今年の進歩として、結果としても見えるところかなと思います。
鹿島アントラーズ
監督
勝点3が絶対条件だったのでわれわれとしては悔しいですね。 --ボールを握る時間は長かったが、相手陣に入ってからのクオリティーについては?想定はしていましたし、その中でどう攻撃していくかはしっかりピッチの中でも共有できていました。最後のところの点を取るという作業についてはクオリティーの勝負になってきますし、トライしていくところは多くあったと思いますけど、クオリティー、パス1本、タイミング、そういったところで大胆さが出るのかも含めて、前半のところでしっかり点を奪う。加えて、セットプレーのところで点を奪いたかったです。 --後半、鈴木 優磨選手が退場になったとき、選手たちに伝えたことは?また、無失点で終えられたことについては?あのシーンでレッドカードが出てしまったというのは、なかなか厳しい判定だったと正直思っています。映像も見返しましたけども。それ以上のことは言うことができませんし、サッカーでは起こり得るということだと思います。その後の戦い方に関しては相手のシステムも含め、しっかりと[4-4-1]で組みながら、機を見て攻撃に、という意図を選手たちには伝えましたし、そういうことを実行してくれた。ただ、疲労がたまっていく中でカウンターに出ていくスピード、迫力は、メンバー交代も含めて考えていました。ただ、本当に選手たちは早い時間で10人になっても勝利を目指して戦ってくれたと思っています。 --終盤に津久井 佳祐選手、舩橋 佑選手を投入した。彼らの起用についてどのような意図があった?日頃のトレーニング、トレーニングマッチを含めて、よくやっているところ、まだまだ足りないところはあります。現状、コンディションを含めて調子の良い選手をどんどん使っています。津久井に関しては安西(幸輝)がより攻撃的な選手ではありますし、その推進力を出すために後ろを安定させて、という狙いもありました。舩橋に関しても、中盤のところでボールをピックアップしながらと思いましたが、やっぱりそういう展開はなかなかないのでフレッシュな状態でセカンドボールやスライドをしっかりしながら、守備をしながらもう1回出ていく。知念(慶)、柴崎(岳)も含めて疲労がたまっていたので、柴崎を代えましたけど、そういう役割を与えました。
名古屋グランパス
監督
最低でも勝点1を持って帰りたいということで、いつもよりもスローテンポのゲームを仕掛けました。なので前半は、鹿島にとっては非常にやりづらかったと思います。狙いを持って選手たちは最後まで戦ってくれたというふうに思っています。前回のルヴァンカップ準々決勝の広島戦が終わったあとの(J1第30節・)FC東京戦は中5日空いたのですが、非常に選手の動きが重く、思うようなサッカーがまったくできなかった反省を生かして、今日はある程度ハイテンポなサッカーは捨てて、スローテンポというかスペースを消した中で戦おう、ということで入りました。後半にもう少しミドルブロック、ミドルサードでブロックを作るように指示をしました。ちょっと前半の最後は下がり過ぎていたので、「もうちょっと高い位置を取ろうよ」と指示して、後半は行くときと行かないときのメリハリを持ちながら選手たちは戦ってくれたと思います。10人になったからといって気を抜けないチームなので、最後まで最低1を持って帰るという戦い方に徹して、選手たちも前に行きたいという気持ちはあったと思いますが、我慢強く、辛抱強く、90分間戦ってくれたと思います。 --「最低でも勝点1を」という中でも『3』を狙っていたと思うが、どこで点を取る狙いだった?さっき言ったとおり最低でも勝点1なので、『3』を捨てたわけではありません。サイドからのクロスという狙いはやりましたが、関川(郁万)にしても植田(直通)にしても非常に強いCBですし、簡単にはいかないということで、一発良い形からチャンスを作れればということでやりました。 --3枚代えはかなり遅い時間になった。あそこまで引っ張った理由は?先ほど言ったとおり、10人になったからといって勇んで行くとしっぺ返しを食らうので、最後まで先ほど言ったとおりです。野上(結貴)を代えて中山(克広)を入れるという交代もありましたが、やっぱり鹿島のセットプレーは強烈ですので、そこもケアしつつ、後ろは(失点)ゼロで我慢しながらワンチャンスを生かせれば、ということでパトリックを入れたり山中(亮輔)を入れたりという交代もありましたが、一発チャンスが来ればということで入れましたが、簡単にはいかなかったということです。 --数的優位になってから、点を失わなかったことについては評価できる?はい。今年は勝つか負けるか、そういう試合があまりにも多かったので、こういう試合をしっかりと終える。勝てなかったけど勝点1を持って帰るということがなかなかできない今季でした。今日は最低でも勝点1を持って帰るということで入りましたので、最後まで初志貫徹で通しました。
鹿島アントラーズ
MF 13
知念 慶
(鈴木 優磨が)退場したあとは難しい展開になっちゃいましたけど、それまでは自分たちがしっかりボールを握って、相手を押し込んで攻撃ができていたので、前半のところでもうちょっと最後のゾーンのクオリティーを上げて、ゴールを取れていれば勝てたと思います。無失点で終えられたのはプラス。ここ最近の鹿島は、3バック(5バック)の相手に対しては課題がずっとあるので。今日は普段の3バックの相手よりかは多少よくできていた印象はありますが、結局点は取れていないのでもっともっと改善していかないといけないと思います。奪ったあと、師岡(柊生)とかが頑張って収めてくれた。そこから2列目、3列目の選手が絡んでゴールまで行けたらという狙いだったんですけど、押し込まれる展開になってしんどい時間も長かった。狙いどおりにはいかなかったですけども、セットプレーで取ろうという話もしていたので、セットプレーに賭けているところはありました。
DF 6
三竿 健斗
相手は自陣でセットしてくる守備だったので、カウンターを狙っているというのはスカウティングどおりでしたし、切り替えの部分やボールの取られ方はみんな意識していたので、前半が0-0でも全然想定内というか、後半のどこかで仕留められる自信はありました。 --10人になってからは?相手の左サイドからのクロスは徳元(悠平)選手、山中(亮輔)選手というのが明確に分かっていたので、そこに誰がアプローチに行くのかというところはサイドハーフと話ができていましたし、右サイドは山岸(祐也)選手を起点にそらすというのを狙っていた。10人になっても特に困ることはありませんでした。クロスからチャンスというのが後半もあったので、セットプレーもそうですけど、あとちょっとだったなと思います。