好リズムを生み出して奪った逆転ゴール。福岡が3連勝で暫定首位へ
アビスパ福岡
監督
たくさんのファンの後押しで後半、逆転まで持っていけたゲームだったと思っております。ゲームは立ち上がりの10分、集中して入ろうという中で11分に失点してしまって、クリアミスとかいろいろなことがありましたが、ああいうふうに最初に失点をしてしまうと難しくなる。準備する時間が(中2日の)横浜FMさんよりはあったので、攻守でしっかりとわれわれの意図したプレーが出たかなというイメージですかね。あとは藤本 一輝のああいうシュート、年に1回見られるかどうかのシュートだったと思いますが、ああいうのが決まってくるようなチームになっていかないと勝っていけないと思います。後半は引き続き、しっかりとハードワークしてゲームを優位に進めてくれたかなと思います。最後押し込まれましたが、しっかりと耐えしのいで、本当に実のある勝点3だったと思います。 --今日は最終ラインの立ち位置がいつもと違ったように感じましたが、狙いを教えてください。中2日ですが、横浜FMも水曜日の(J1第5節・)川崎F戦を見ていると、(ボールを)自由に持つとうまいチームです。われわれがいつもどおりの守備にトライしながらも中で選手たちが日々、毎試合積み重ねてきたもので微調整しているなという感じでした。そこまで大きく形は変えていませんが、当然相手によって細かな微調整があるので、そういった中でプレーできたかなと思っています。 --今日のゲームの中での課題があれば教えてください。今まではしっかりとした守備からセットプレーで(得点を挙げる)というところと今日に関してはわれわれが前進する、しっかりとしたポジショニング、相手を見た中での前進はたくさん見せることができたと思います。ただ、最後のクロスの質や入り方、仕留めるタイミング、そういったものはまだまだ積み上げる必要があるのかなと思います。毎試合、積み上がっている部分はあると思うので、選手の頑張りに感謝したいと思います。 --ハーフタイムで上島 拓巳選手を投入した理由を教えてください。僕としても難しいジャッジでした。ただ、見てのとおり、強気な、攻撃的な守備をしている中でイエローカードを怖がるような守備を後半もできるほど甘くないので(※上島に代わってベンチに下がった田代 雅也は前半に警告を受けていた)、僕の中では……。とはいえスムーズに決断できました。上島 拓巳に関しては力があるし、試合に出ていない中でもチームを鼓舞したり、不貞腐れることなく爪を研ぎ続けて、僕らの頭が下がるくらい、チームの手本となるような振る舞いをしてくれていました。僕としても自信を持って、絶対に良いプレーをするという確信があったので、全然、ギャンブルということはありませんでした。田代 雅也のプレーが悪いということではなかったし、相手との兼ね合い、強力なFWがいる中でイエローカードをもらったらダメですよという守備で抑えるのは難しいと思いました。結果としては拓巳にとっても難しい状況での投入になりましたが、期待に応えてくれたと思っています。
横浜F・マリノス
監督
横浜F・マリノス
トーマス デンはボールをさばけるし、運べる。宮市 亮も高さ(起点を高く取れる)があってスピードもあるので、そこを起点にしてそこから進入していこうというのはチームとしても共有していました。彼の良さを出すという意味でもそういう立ち上がりで入って、そこはうまくいっていたと思います。相手も途中からシステムを変え、守り方を変えてきて、そこまで高い位置を取らなくなってきました。それによってウチは高い位置に入れなくなってしまったので、そこからちょっとずつボールを動かせなくなったし、奪われたボールを奪い返せなくなって、守備に回る時間が長くなってしまいました。そのタイミングで失点してしまって、そこまで自分たちの流れだったので、流れが悪くなってプレッシングに行けなくなってボールも奪えなくなる。テンションが落ちてしまったなという感覚がありました。 --相手ボランチが落ちて志知 孝明選手を高く出してくるビルドアップに対応できずに、右サイドからかなり進入されていました。そこに対して、良い時間帯は相手にやらせていなかったと思います。ヤン マテウスも相手の左CBのところにプレッシャーに行って、宮市 亮がスライドで思い切って出ていく形を作れていたのですが、そこでちょっとずつプレスが掛からなくなって中途半端になって、そこのスペースを使われるようになってしまってかなり苦しくなりました。ああいうことは試合中もあると思いますし、そこで耐えながらピッチの中で修正していく。失点はしてしまいましたが、まだ1-1だったので落ち込む必要はなかったし、修正する時間もありました。90分ずっと自分たちのペースで試合ができるわけじゃないので、そこをみんなが頭に入れながらどっしり構えるようなメンタルがあれば良かったかなと思います。 --ほとんど得点チャンスを作れませんでした。日程の影響もあったと思いますが、自分たちからエネルギーを発していくようなテンションは見られなかったと思います。結果がついてきていないので、みんなが自信を持ち切れていない。うまい選手はいるし、技術の高い選手もいるのですが、なかなかチームとしても個人としても良いパフォーマンスが続いていないので、確信を持って良いプレーができていないなというのは少し感じます。
--個人としても悔しいパフォーマンスになってしまったと思います。押し込まれる時間帯で流れを引き寄せるために投入されたと思いますが、自分がゲームを壊してしまいました。 --攻撃に停滞感があった中、低めの位置でパスを受けないとチャンスも作れなかったという意味では紙一重だったようにも思います。いや、紙一重ではないですし、本当に僕の力量不足というか1つミスをして、あの位置でボールを受けてもっと周りを見て、しっかりつなげないといけないシーンでした。そこでつなげずにミスをしてしまって、そこから奪い返せずにゴールまで許してしまった僕の責任だと思っています。 --投入されたときはどんな役割をイメージしていたのでしょうか?積極的に背後を突くことです。ただ、守備のところでしっかり戻らなければいけなかったと思いますし、守備のところ(が良くなかったの)かなと思います。 --この悔しさを晴らすためには今後の活躍しかないと思います。僕のせいで勝点を失ってしまったので、取り返すために日頃の練習からチームにパワーを与えないと自分がこのチームにいる意味がないと思っています。そこは強い気持ちを持ってやっていきたいと思います。
試合の入りは良かったかなと思います。相手のプレッシャーがある中でしっかりとボールのコントロールもできたように見えました。そして、先制点を取ることができましたし、その先制点も素晴らしいゴールだった。そして、前半終了間際に相手もどんどんボールを放ってくる、クロスが増えたとみたので、ハーフタイムには選手たちに後半に向けてとにかくクロスを上げさせないように、どんどん前からプレッシャーを掛けようという話をしました。また、ゲームに勝つためには相手のプレッシャーが掛かる中でも自分たちのやっているサッカーを後半もやり続けようとも言いました。 後半のスタートでは両チームともにイーブンな形で入ったなと思いましたが、相手のセットプレーが多くなって、そしてフィジカル的に水曜日の(J1第5節・)川崎F戦で選手たちは本当にハードワークした中で、中2日での今日の試合でした。そういうスケジュールのこともあり、試合の終わりに近づくにつれてフィジカル的にキツくなったように見えました。そして、最後の最後で自分たちのコントロールできる時間帯があり、相手ゴール前で脅かすこともできましたし、もう少しで同点というチャンスも作れました。 --前半、かなり右サイドからの進入を許しました。後半から右SBを代え、ヤン マテウス選手の立ち位置にも修正を加えたように見えましたが、どんな指示を与えたのでしょうか?正直、後半は特に両サイドともに問題が起きたと思います。交代で入った井上 健太の試合の入りがあまり良くなく、ああいう形になってしまいましたが、とにかくそういう部分(交代選手のプレー)も大事になってくると思います。そして、遠野 大弥もかなりの疲労を抱えて最後のほうは訴えてきていたので、そういうところも原因の1つだったなと思います。
アビスパ福岡
DF 22
藤本 一輝
--今季初得点となる同点ゴールを決めるまでにも複数のチャンスがありました。ビッグチャンスを作れている中で、これを決めないと流れが悪くなるという感覚があったので、同点で前半を終えられたことは良かったです。あわよくば2点、3点を取れる展開でもあったので、そこはしっかり修正というか、良くしていきたいなと思います。 --ご自身の得点場面では、あえて抑えたシュートを狙ったのでしょうか?コンパクトに振って、相手のGK(朴 一圭)もおそらく見えづらいところだったと思うので、抑えて打つことができて良かったと思います。 --サイドの対面には攻撃力のある宮市 亮選手がいました。今日は外に張るというよりは、内側にポジションを取ることも含めて、相手のイヤがることはできたのかなと思います。ただ、数字に結びつけられる場面はたくさんあったので、もっと良くしていきたいです。
MF 11
見木 友哉
--勝ち越しゴールの場面は左足でしたよね?そうです。前嶋(洋太)選手のクロスが自分の欲しいというところに来たので、しっかり準備ができていたし、しっかり面を作って合わせることができました。 --そのゴールは自らのボール奪取が起点となりました。常にボールを奪うことは意識しているので、そういった中で自分が奪ったときには前に出やすくなります。そこから最初はナッシム(ベン カリファ)が抜け出して、彼からのクロスに対して準備していたのですが、前嶋選手にパスが戻ったときにしっかり動き直せたので、フリーの感覚はありました。 --今日の試合に臨むにあたってイメージしていたこと、実際に試合を終えての感想を教えてください。マリノスがどういうメンバーで来るのか分からない状況ではありましたが、マリノスは(直近のJ1第5節・)川崎F戦から中2日で今日を迎えるので、その日程的なアドバンテージを生かさないといけないと思って試合に入りました。アグレッシブな守備を見せたいと思っていた中で、出せた部分もありましたが、相手のうまさにうまくハメられなかった場面がたくさんありました。そこは試合の中でうまくバランスをとりながらやりましたが、欲を言えば中2日の相手だからもっと圧倒したかったなという思いがあります。
DF 5
上島 拓巳
--後半開始からの出場となりました。1-1の状況でハーフタイム後から出るのは簡単ではないと思っていました。しかし、ここは自分が試されていると感じていましたし、最近はJリーグでの出場が少ない中で、自分の価値をもう一度証明するには絶好の機会だというところで、ネガティブな部分ではなくてポジティブな部分に目を向けてやった結果、試合の入りからスムーズに入れたと思っています。幸いにも後半で勝ち越し点を取ってくれたので、本当に難しい状況でしたが、勝てて良かったと思います。 --おっしゃった価値の証明は果たせたのでしょうか?与えられた役割は100%果たせたと思っていますが、90分戦うことが重要だと僕は思っています。最近は途中出場、クローザーの役割が多い中で、まだまだ僕自身が求めている役割は果たせていないですし、もっと安定して長いシーズンを戦っていくことを求めているので、次のルヴァンカップ(1stラウンド2回戦・栃木SC戦)や、その先の公式戦で自分自身を証明していく必要があると思っています。