2025/5/25 (日) 14:03 KO
第18節
清水エスパルス
清水
3
-2
ヴィッセル神戸
神戸
入場者数: 17,528人
天候: 晴|気温: 28.3℃|湿度: 35%
点の取り合いを制したのは清水。5試合ぶりの勝利を飾る
清水エスパルス
監督
やっぱり、勝利の味は最高ですね!この聖地・アイスタに17,500名以上のサポーター・ファミリーが来てくださったことで生まれた勝利だと思います。 試合前、選手たちには「2連覇中の強い神戸さんを相手に、もう一度自分たちの力を証明しよう」と話をしていました。自分たちの力を証明するには、決め切る、守り切る、勝ち切ることが必要で、もうこれ以上惜しいゲームはいりません。そんな話をした中で、決め切ること、勝ち切ることに関しては、交代選手も含めて全員が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。ただ、守り切るところについては、できれば1失点に抑えたかったですね。 また、セットプレーで2得点を奪えたのは、依田(光正)コーチや上野(優作)コーチがかなり精度の高い分析をしてくれた成果が出ました。今週は特に、セットプレーも含めたクロスに対する入り方、ボールの入れどころの話をしていて、狙いどおりの形でゴールを重ねられたと思います。あらためて、トレーニングはウソをつかないと思いましたし、ゲームの結果に直接反映されるようなトレーニングをできているという意味では、われわれコーチングスタッフ陣にとっても、手ごたえを得られる一戦でした。 勝ち切る姿を、今日の1試合だけでなく、継続できるように、ピッチの上でやっていきたいと思います。 --今季は右SBで高木 践選手、左SBで山原 怜音選手を使う試合がほとんどの中、今日は彼らの位置を入れ替えました。どのような意図があったのでしょうか?今季、神戸さんとの試合がもう1試合あるので、詳細は伏せさせていただきますが、攻守双方で神戸さんへの対策で入れ替えたことは間違いないです。ただ、左右で見え方や景色が大きく変わって、違和感もあったであろう中、しっかりと役割をやってのけた践と怜音は本当に素晴らしいです。践に関しては2点も奪いました。とんでもないポテンシャルを持っているなと思います。 --ボランチの宇野 禅斗選手を早い時間帯で交代させるのは、J1第2節・新潟戦以来です。どのような意図があったのでしょうか?大前提として、禅斗のパフォーマンスが悪かったわけではありません。彼がイエローカードをもらっていたことは考慮してはいましたが、最も決断に影響を与えたのは、相手との駆け引きの部分です。 当たり前ですが、相手の監督は2点ビハインドですし、間違いなく何か手を打つとは思っていました。実際に2枚代えでパワーアップして、後半の頭から前線へ差し込まれるパスの回数が増えてしまい、結果としては押し込まれる展開を作られていました。正直に言うと、僕の判断が遅くて、もっと早く代えても良かったとは思っています。できれば失点をする前に、僕自身が決断をしなければなりませんでした。
ヴィッセル神戸
監督
試合の入りは悪くありませんでしたが、徐々に相手のペースになったと思います。いつもだったらプレスで奪えているようなシーンでも、少しのズレがあり、そこから相手にカウンターを許していました。そういったところから、前半は崩れてしまいました。 0-2で後半に入りましたが、「慌てずに自分たちのサッカーをして、1点ずつ返していこう」と話をしていました。1点を返すなど良い時間帯もありましたが、悪い時間帯にビハインドを広げられてしまい、1-2のままだったら最後まで分からなかったと思います。 まだまだやらなきゃいけないことが数多くあると痛感した試合でした。自分自身も、今日のプランニングは良くなかったと反省しています。次に向けてできることをやっていきます。 --「今日のプランニングは良くなかった」というのは、どのあたりに感じられていますか?セカンドボール、球際のところを含めて、選手から疲労が見て取れました。ただ、選手たちは100%を出すつもりで最初から最後まで戦ってくれましたし、最後まであきらめずに、2点差でも1点を返してくれて、意地を見せてくれたなと思います。 --5月の試合を振り返ると、1カ月で10失点を喫しています。堅守が持ち味の神戸らしからぬ数字のように感じますが、監督はどう捉えていますか?失点した事実は変わりませんが、この結果は自分たちらしくないですし、もっともっと突き詰めなければなりません。もちろん、相手もセットプレーなどを含めてウチの特徴を分析していますし、そこを減らしていけるようにやるだけです。
--先制点のシーンを振り返って。チームとしての狙いが出たシーンだと思います。今週はパワーを持ってニアに入ることを確認していたのですが、その役割を担う回数が多いのは自分だろうなと思っていました。自分がそこに入らないと、マイナスもファーも空いてこない。求められたところに入れた結果です。同時に、乾(貴士)選手が1対1でうまく相手をかわしてくれたからこそ、ニアに入る時間ができたので、感謝したいです。 --乾選手はファーストタッチで酒井 高徳選手の股を抜いただけでなく、折り返しのパスも山川 哲史選手の股を抜いたものでした。FWとしては、少し予想外のところから出てきたボールなのではないでしょうか?あの人は、今季一番股を抜いている選手なんじゃないですかね(笑)。練習の中でもトリッキーなプレーは多いですし、だからこそ反応することができました。貴士くんだったら出てくるだろうなと思っているので、練習の中で磨いてきた連係面です。 --ゴール以外にも、味方を生かすプレーも傑出していたように感じます。自分が下りてパスを引き出す際に、相手のCBはあまりタイトについてこなかった。そして、相手は攻撃時にワンボランチ気味の配置になるので、その脇が空くことも分かっていました。 前節の鹿島戦も、得点は奪えませんでしたが、鹿島の屈強なCB相手にうまくやれたことで、より一層の自信を得ていたので、今日も落ち着きながら、良いフィーリングで味方を生かすことができたと思います。 確かにミスもあったと思いますが、逃げることなくチャレンジし続けることが成長につながります。特に攻撃の選手は10回中9回ミスをしても、成功した1本が得点につながれば、チームとしても個人としてもOKだと思っているので、だからこそたくさんボールは要求していますし、自分が直接ボールに関わるシーン以外でも、いろんなことにチャレンジしながらやれていると思います。
ヴィッセル神戸
--相手の攻撃の中心に立っていたのは乾 貴士選手でした。神戸としてはどのように守ろうとしていましたか?良くも悪くも自由に動いているので、僕らがどうしても捕まえ切れないシーンはあります。乾くんにマンマークで人をつけてしまうと、今度は僕らのバランスが悪くなってしまうので、そこを抑えるための一番の手段は、乾くんにボールを渡させないこと。相手陣内で攻めたあともセカンドボールを回収して、押し込むことが今日はできなかったので、乾くんに起点を作られることが多かったと感じています。 --失点が重なっていることをどのように感じていますか?集中力が欠けたことで許した失点も、リスクマネジメントのところで自分たちからリズムを壊してしまうような形もあります。特に最近は、攻めているときのリスクマネジメントができておらず、自陣まで60~70メートルほどズルズルと下がらなければならないシーンが多いです。自分たちのサッカーをやる上での生命線は、相手陣内でのハイプレスで、そこがうまくいかないと走る距離が長くなって、疲労が溜まります。少しずつ疲労がたまって、集中力が削がれて、失点をすることもあります。 今日に関しては、失点自体は3つですが、セットプレーが2つですし、それらはなるべく防がなければならない。自分たちのようなチームは、セットプレーから2失点をしてしまうと、どうしても勝つことは難しくなります。そこはチームとして反省しなければなりません。
--悔しい結果となりました。立ち上がりの時間は決して悪くなかったのですが、そこから徐々に相手のペースになってしまいました。いつもと比べて、切り替えやボールへの反応が遅かったですし、それがこのような展開につながったと思います。ピッチの中では、「苦しい展開でも失点だけは避けよう」と話をしていたのですが、結果として(前半に)2失点をして、自分たちで苦しくしてしまった印象です。 --終盤はうまくつなぎながら、相手を押し込むことができていました。相手が2点差で勝っていて、守り切るために後ろに引いていた部分もあると思います。もっと、自分たちで主体的に攻撃に変化を加える必要はあると思っています。今日に関しては、ゴール前での迫力を増やすためのクロスの回数は少なかったと思いますし、らしい攻撃をもっと出せるように修正しなければなりません。
清水エスパルス
DF 66
住吉 ジェラニレショーン
--大迫 勇也選手とのマッチアップはいかがでしたか?事前の分析で神戸のやり方はある程度頭に入っていたのですが、ロングボールを放り込んだ際に大迫選手が起点を作る回数も多く、僕らとしてはそこで負けてはいけないと思っていました。強く行けたつもりではいます。 --最終ラインの押し上げでコンパクトな陣形を作り、うまくセカンドボールを使える状況を作り出せていたと思います。最終ラインの選手として、ロングボールをつなぐ意識、そしてラインコントロールへの評価はいかがでしょうか?ロングボールを放り込まれたあとのセカンドボールへの反応については、秋葉(忠宏)監督からチームに対して口酸っぱく言われていました。まずは後ろの選手が味方のいるところにつなぐ。そのあと、ボランチの選手があまり手数をかけずに前線へ送ることは、チームの意識の中にありましたし、そこはうまく出せていたかなと思います。 今日は風も強かったので、ロングボールに対してズルズルと引くだけだと、空中でボールが止まって収められてしまう状況もあるかなと思っていました。うまく状況を見ながら、コンパクトな陣形を維持することはできたと思います。 --チームとしては、セットプレーを含めてクロスからの失点が多い。どのあたりに課題を感じていますか?神戸さんはクロスに対して人数をかけてきますし、そのあとのこぼれ球も警戒しなければならないとは分かっていました。そこでやられてしまったことは、非常に悔しいです。マークの受け渡し、ボランチの選手がボックスで守るときの些細な指示は、まだまだ改善できると感じています。
MF 98
マテウス ブエノ
--5月に入って初勝利です。勝因はどこに感じていますか?みんなが魂を出して戦ったこと。なおかつ、練習で準備してきた内容を表現できたこと。この2つが勝因だと思います。チームメートが本当によく頑張ってくれて、みんなでつかんだ勝利だと感じています。 --90分間を通して、セカンドボール回収の部分が際立っていましたね。相手がロングボールを放り込んできたあとのセカンドボールを注意しなければならないことは、事前の分析で分かっていたことで、チーム全体に共有もされていました。その意識があったからこそ、セカンドボールを拾う場面で優位に立てたと感じています。もちろん、自分のフィジカル面で勝てた部分もありますが、試合前から意識している・いないで大きく変わるので、チームの分析に感謝したいです。 --先制点につながる乾 貴士選手への浮き球スルーパスも絶妙でした。彼が動き出すのは見えていました。彼は2列目から背後へ飛び出すこともできる選手なので、そこを狙ったボールを落とすイメージでした。ただ、自分のプレーよりも、乾選手の技術が呼び込んだ先制点だと感じています。