3発快勝の横浜FM。最下位脱出に成功
横浜F・マリノス
監督
試合間隔が2週間空いた中、自分たちが準備してきたものを選手がしっかり表現してくれて、狙いどおりにいった試合でした。最後、足をつる選手もいて苦しい場面もありましたが、スタジアム全体のファン・サポーターの皆さまの後押しがあって最後まで走り切れたゲームでした。 --トップ下で起用した井上 健太選手がチームにもたらしたものを教えてください。見ていただいたとおり、(トップ下の)ポジションからしっかり背後にランニングを仕掛けて、どんどん相手の背後を取り、相手陣地に押し込む形が狙いだったので、本当にその狙いどおりのところで良い働きをしてくれました。 --先発起用し、先制ゴールを奪った谷村 海那選手の評価をお願いします。自分の中では、彼が合流してすぐに1トップで使うプランを持っていました。その役割の中でどう仕事をするのか、どう点を取るのかといったところも落とし込めました。ハードワークできる貴重な選手だと思いますし、その意味では結果で証明してくれたと思います。 --最下位を脱出しましたが、その手ごたえは? また、これからどう上を目指すのでしょうか。順位をまだ確認しておらず、把握していないのですが、依然厳しい状況に変わりありません。次の試合まで時間があるので、約束事を含めてもっと自分たちがやること、その精度を上げていきたいです。新加入選手もいるので、全員で理解度を高め、共通意識を持って精度を上げていく。これに尽きると思います。
名古屋グランパス
監督
マリノスに気持ちが入った試合をさせてしまったというか、われわれができなかったと思っています。前半からチャンスはあったので、ゴールに向かう姿勢であったり、最後のフィニッシュであったり、もっと危機感を持って一つひとつを大事にプレーしなければいけませんでした。そこで決め切れなければ、悪いパターンなのですが、セットプレーから先制され、少し気落ちしてしまい、連続失点をしてしまいます。 (J1第20節・)神戸戦のような形となりましたが、「それだけはないように」とも話をしていました。ヤン マテウスのシュートはうまかったのですが、セットプレーでの失点から切り替えて2点目を取らせず、前半を0-1で終えるなり、もう一度押し込むことができれば、また違った戦いになったと思います。後半メンバーを代えて、セットプレーを含めてビッグチャンスはありましたが、朴(一圭)が非常に素晴らしいプレーをして、なかなかゴールを割れず、時間だけが過ぎていきました。最後、3点目を取られましたが、今日のマリノスは勝利に飢えていたと思います。フィニッシュやゴール前の迫力も彼らのほうが上回っていました。「こういう試合を教訓にしないといけない」とは言いたくないのですが、負けには負けるなりの理由があるので、しっかりと反省をしながら、8月に向けて準備をしていきます。
名古屋グランパス
--中3日の連戦による疲労の影響はあったのでしょうか。少なからずありましたが、僕たちが先制点を取れる可能性がなかったわけでもないし、チャンスを作れなかったわけでもありません。そこのクオリティーを出せれば僕らのゲームだったとも思います。(15分からの4分間にあった三度の好機を)決め切らないと勝てないと思うし、そのチャンスを多く作るのが僕らの役割です。なおかつ軽い失点、前半で立て続けに失点したことがゲームを難しくしてしまいました。前半を0-1で折り返すのと0-2で折り返すのではまったく違った展開になったと思います。連戦の疲れは言い訳になりますし、中断前に勝点を取りたかったので悔しいです。 --長谷川 健太監督が指摘されていましたが、失点を喫したあとに気落ちしてしまうのが今季の課題なのでしょうか。勝てなかった前半戦を振り返ると、チームが落ち込んでしまっていました。逆に良いときはもちろん先制点を取れているゲームが多かったですし、先に失点をしても「自分たちの戦いをすればまだいける」という自信もありました。今日は少し弱気だったと思います。 --次節・京都戦からは公式戦3連戦になります。中2日の夏のキツい遠征になりますが、次節はホームで戦えるので、しっかり休んでまた8月には連勝できるように頑張ります。
横浜F・マリノス
FW 48
谷村 海那
試合前は緊張して吐きそうでした。試合に入ってからも緊張していましたが、徐々に慣れてきましたね。勝てて良かったです。今日はチームとして複数得点できましたし、それが自信にもなります。これからもこのサッカーを継続し、勝っていきたいです。スタジアムの雰囲気も経験したことがないような場所だったので感謝したいです。(ファン・サポーターからの)コールは『(谷村ではなく)海那』のほうがありがたいです。 --ご自身のゴールシーンを振り返ってください。ボールが少し高かったのでクロスバーを越えないように当てるだけのイメージでした。とにかく枠に入れることだけを意識しました。あのようなゴールは常に狙っています。 --ゴールが決まったあと、VARがチェックしていた間はどのような気持ちで待っていましたか。オフサイドではなく、ファウルのチェックと思っていたので、「ファウルはないだろう」と信じていました。自分的にもあの時間帯は苦しくて、(決まったと分かったときは)気持ちがラクになりました。 --手ごたえと課題を教えてください。自分がJ1のスピード感に慣れていなくて、周りが(ボールを)出したいポジションに入っていなかったので、映像を見て修正していきたいです。ゴールキックのヘディングの競り合いで勝てていないし、守備の強度も上げていかないといけません。ゴール前の駆け引きや落としはできたと感じています。 --J1デビュー戦でJ1初ゴールになりました。うれしいですし、「もっているな」と思いました(笑)。
FW 11
ヤン マテウス
素晴らしい試合で結果がついてきて、チームとしても良かったです。ピッチで何をすべきかを全員が分かっていて、チャンスを確実に仕留め、守備では全員でハードワークした姿勢を見せることができました。それは日々取り組んでいることが間違っていないということだと思います。 --ご自身が決めた技ありのゴールシーンを振り返ってください。速い展開の中、(井上)健太が一度は失って、奪い返したとき、自分の前にスペースがあると思いました。健太もうまく僕を見てくれてパスを送ってくれました。最初はファーに打とうと思ったのですが、少しトラップが大きくなったので、キックフェイントをしたときに相手が股を開いたのでニアを狙いました。 --以前の横浜FMの姿に戻りつつありますか。正直、“あのとき”のマリノスにはたどり着いていないとは思います。ただ、大島さん(大島 秀夫監督)に監督が代わってからは大きな変化がありました。前節(・横浜FC戦)まであまり時間がない中でも結果につなげたし、この試合の前は時間があってやるべきことをチームに落とし込んで良い準備をし、結果に結びつけました。このあと、中断期間があるので、もっともっと良い仕上がりになると思います。