2026/2/14 (土) 14:00 KO
地域リーグラウンド WEST 第2節
入場者数: 15,416人
天候: 晴れ|気温: 12.9℃|湿度: 59%
土壇場で追いついた京都。今季二度目のPK戦を制して勝点2獲得
清水エスパルス
監督
まずはホーム開幕戦ということで、勝点3を取りたかったです。試合としては、90分間、選手たちが攻守にアグレッシブに戦ってくれましたし、自分たちのやっていることを発揮してくれました。攻撃面でチャンスも作れたので、そこは良かったと思っています。ただ、サッカーは1つのプレーで勝点を落としてしまうので、そういう意味ではチームとして教訓になった試合です。若い選手も多い中で、どうやって時間を使うのか。勝つためには細かいところまでこだわらなければならないと実感しました。チーム全体として強くなるために、PK戦で敗れたこの結果を受け止めたい。そうした意味では大事なゲームになったのではないかと思います。 --後半のアディショナルタイムが10分を超えることは、VARによる清水の2点目の取り消し判定が出たあとのタイミングで想定されていたと察します。選手交代も含めた終盤の試合運びの狙いと評価を聞かせてください。試合の流れが良かったので、パワーダウンしたくないと思っていました。内容が良かったぶん、(出ている選手たちを)なるべく引っ張りたいと思っていたのですが、足をつる選手が出たり、疲労が出てきた選手がいたので、そこを考慮して交代を決めました。その上で、どのようにパワーを維持するかを考えて選手を送り出しました。 ボールの失い方が悪い場面や、やっちゃいけないプレーもありましたが、この悔しい経験が今後同じミスをしないことにつながると思っています。勝っているとき、どのようにピッチの角を使って逃げ切りにいくのか、どのようにしてよりゴールから遠い位置にボールを運ぶのか。そのような細かいことの積み重ねで勝点は変わってくる。 もちろん、勝たなければならない試合なので、「何を言っているんだ」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、逆にこの時期に(ミスが)出て良かったです。チームとしていろんなことを修正している段階なので、また1つ、チームとして修正するべき場所が出てきたのは、ポジティブに捉えています。 --前節・名古屋戦と比較して、右サイドの攻撃が活性化した印象です。名古屋戦で出た反省点をみんなで共有しながら、見ている人がワクワクするような、後ろから湧き出るような攻撃、どんどん+1を作っていくプレーを意識して、今週はトレーニングを積んできました。鋭いカウンター、後ろから人を追い越していくシーンはたくさん見せられたと思います。
京都サンガF.C.
監督
開幕戦は内容的には非常に進歩の見えた試合でしたが、勝点1に終わりました。今日は(勝点2を取りましたが)清水さんのゲームだったと思います。われわれの内なるものに対して、まだまだ不安定な出来で試合の流れをつかみ切れませんでしたが、あのVARで取り消された(清水の2点目の)オフサイドで風向きが変わったような試合になりました。 そこまで粘って、PK戦での太田(岳志)の好守も含めて、今日の結果は100%選手の力だと思います。就任して6年目になりますが、監督としては今日の選手の試合への臨ませ方やパフォーマンスについては、選手がどうこうというよりも、自分自身が反省して次に向かわなくてはいけないと感じています。自分自身がつかみ切れていなかったところも含めて、選手に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。 「勝ったことで解決するだろう」と言われるかもしれませんが、今日に関しては前半から清水さんに対して、自分たちの良さを見せながら相手の良さを抑えて勝っていくというスタンスになかなか持ち込めませんでした。チャンス自体はありましたが、自分が高い目標をみんなに提示することで、選手が少し勝ち急いで、プレーが雑になっているようなものも見受けられます。それ自体は選手が乗り越えていけると思って僕自身はやっていますけど、TPOを考えればどうだったかなと反省しています。 --VAR判定の長い中断時間を経て、再開直後に本田 風智選手を投入して3バックになりました。その後のエンリケ トレヴィザン選手の投入も含めて、采配の狙いを聞かせてください。0-1のままでも、その形でやろうと思っていました。戦術的な詳細は言えませんが、自分たちが積み上げてきたこと、そういう形の変化はプレシーズンでも少し試していました。選手がよく呼応してやってくれたなと思います。 --先ほどの反省点というのは後半の采配などですか?いや、前半からすべてですね。チームとして、らしくないプレーが多かった。自分たちの良さを出すための前提みたいなところが崩れて、個人個人がバラバラにプレーしてしまうような時間帯もありました。その原因は監督である僕にあると思っています。原因をしっかり選手に提示するだけではなくて、自分自身がこのチームを率いて本当に何がベストなのかをあらためて考えていかなくてはいけないなと思っています。
(前節・)神戸戦は自分自身、ちょっとふがいないPK戦の出来でした。今週はずっとPK戦の練習をしていましたし、その中で取り組んだことがうまくできたのではないかなと思っています。 PKは素直に蹴る選手だけではなくていろんなタイミングのキッカーがいます。そこに対応できるように、GKコーチと一緒に取り組んだことを今日のPK戦で結果につなげることができたのかなと思っています。 --2本のPKを止めて、4本目に相手が枠を外したPKもご自身の読みや動きが相手に影響を与えたように思います。うまく言えないけれど、自分の間合いではありました。それが相手選手にとってプレッシャーになったのなら、それはこちらの勝ちかなと思っています。 --90分の中でも好守がありました。ピンチを防ぎ続けたことが最後の同点ゴールにつながったのでは?1失点以内に抑えればチームメートがなんとかしてくれるというか、それだけのポテンシャルを持っているチームです。もちろん無失点に抑えることが理想ですけれど、今日のオウンゴールのようなアクシデントも起こり得ることなので。それでも最低限、1失点に抑えて試合を進めることがいまの京都には必要なことだと思うので、それができて良かったです。
相手のロングボールが来るのは分かっていて、そのセカンドボールを拾ってから前にパスをつけたときは、チャンスが生まれたシーンもありました。そこで得点を取りたかったという感覚はあります。 ただ、試合全体を通しては京都らしく戦うというところに関して、課題の残るゲームでした。でも、こういうゲームもあることは理解しないといけないと思いますし、そこで前半に失点しなかったこと、相手に牙を剥くシーンもあったことは重要なことです。一方で個人に目を向けたら、もっとパフォーマンスを上げないといけない。セカンドボールを拾ったあとに落ち着かせる時間帯であったり、中盤の底でプレーしているのだから、味方と経由してミスをミスにしないじゃないですけど、そこは向上させていかないといけないという自覚はあります。 --良い攻撃もありましたが、全体的にはボールを前へ運ぶところで苦労しました。おそらく、この課題はJ1百年構想リーグで向き合っていかなければならないと思います。そうですね。自分としても1つ突き抜けるために、そこに向き合ってやらないといけません。1人で全部打開できればいいですけれど、そういうわけにはいかない。CBがいて、僕がいて、中盤の前めの選手がいて。それは僕だけではなくて(アンカーのポジションを務める選手が)、そこに対して取り組んでいかないといけません。課題もありますが、中盤を抜けて前線へ入ったときはスムーズにボールが動く形になると思っています。 --試合後、ゴール裏への挨拶のときに福岡 慎平選手のユニフォームを着ていました。僕自身もケガをしていましたし、慎平もひざということもあって、いろいろ相談も受けました。前に進んでいる彼がいるからこそ、僕らもサッカーができている幸せだったりに感謝の気持ちを持ち続けてやらないといけないと思います。そして、ピッチには立てなくても、慎平がこのチームのキャプテンであることは変わらない。最高の状態で彼が帰ってきてほしいです。そのときに(中盤のポジション争いが)生ぬるい状況ではいけないと思っています。そういう意味で(ユニフォームを着たのは)僕も思いがありますし、チームにも思いがあります。慎平のためにも、京都らしく戦い続けたいです。
清水エスパルス
MF 81
小塚 和季
--今季初の先発出場でした。どのような気持ちでしたか?去年は悔しい思いをしていたのですが、今回、こうしてタカさん(吉田 孝行監督)がスタートから使ってくれた意味を自分の中でしっかり考えてきました。「なぜ使われるのか」を突き詰めたときに、自分が戦うところ、もしくは「やってやろう」といった気持ちを練習から全面に押し出せていたこともあると思います。選ばれたからにはチームの勝利のために戦う気持ちで試合に臨みました。 --自らのクロスでオウンゴールを呼び込みました。(千葉)寛汰がボックスの中にいたと思うのですが、触るだけでゴールになるようなスピード、そしてコースにボールを供給できたかなと思います。あのパスはイメージどおりでした。結果的にオウンゴールでしたが、ゴールにつながったので良かったと思います。 --PK戦で敗れはしたものの、チームとして攻守に手ごたえを得られたのでは?相手にチャンスを作られた場面もいくつかありましたが、ほとんどの時間帯、自分たちがやりたいようなプレーはできたと思っています。セカンドボールを拾い、素早く相手の陣地に入っていって、そこから崩していくのはみんなできていました。そこの実感は僕だけでなく、みんなもあるのではないかと思っています。
MF 23
千葉 寛汰
--スタメン出場となりました。どんな気持ちを持ってこの試合に臨みましたか?このような形でタカさん(吉田 孝行監督)が使ってくれたことへの感謝の気持ちが大きかったですし、だからこそ期待に応えたい気持ちも強かったです。自分がこのポジションで出た意味をしっかりと理解した上でピッチに立ちました。 --今日の試合をどのように捉えていますか?今日に関して言えばチームとしてやりたいこともできていましたし、内容としては非常に良かったと思います。ただ、結果としては負けているので、細部を突き詰めるところ、あとは良い流れの中で2点、3点と取っていかないと難しいゲームになってしまう。今日の反省点はそこかなと思います。