2026/4/18 (土) 14:00 KO
地域リーグラウンド WEST 第11節
入場者数: 25,623人
天候: 曇りのち晴れ|気温: 29.5℃|湿度: 32%
スキを見せず。広島、功労者に捧げる完封勝利
サンフレッチェ広島
監督
試合を振り返る前に、まず皆さんにお伝えしたいことがあります。この町にサッカーをもたらし、このクラブを作り上げた方が亡くなったことが試合前の映像にもありましたけど、本当に彼の存在がなければいまの広島もないとみんなが分かっていると思いますし、本当に偉大な方が亡くなられたことは残念なニュースではあります。ただ、彼のおかげで今日のこのスタジアムの雰囲気があったと思います。自分たちがいまサッカーをしている、このクラブがある、ということは間違いなく彼の功績だと思っていますし、本当に心からお悔やみを申し上げたいと思います。 今日の選手たちのパフォーマンスにすごく満足しています。本当に大きな一歩です、まずゴールを自分たちが取ったというところで。試合前に選手たちにも、今回の悲しいニュースを良いニュースに変えるためには間違いなく勝利が必要だと伝えましたけど、みんなが気持ちを出して最初のホイッスルからボールを持っているときも持っていないときもゲームを支配するという自分たちのコンセプトに沿ったプレーを見せてくれました。ゴールを取ったところから少しエネルギーが落ちたかなと思いますけど、基本的にはボールを持っているときも持っていないときもゲームをコントロールし続けられた。本当に素晴らしい前半を終えて、後半もそのままのエネルギーでボールを持ってたくさんのゴールチャンスを演出して、その中でまたゴールが生まれた。トータルして自分たちが信じてやり続けてきたことがきちんとピッチの上で表現できたかなと思います。本当に満足のいく試合展開になりました。 ゴールを決めて勝っていくことが自分たちの自信にもつながりますし、これを続けていく。自分たちを信じるという強い気持ちがさらに強く持てるんじゃないかなと思います。本当に良い試合だったと思います。 --加藤 陸次樹選手を久しぶりに先発に抜擢した理由と評価は?なぜ起用したかというのはすごく簡単です。練習の中ですごく良いパフォーマンスを出していました。1日、2日ということじゃなく、ここ1週間、2週間ずっと良いパフォーマンスを出してくれていたので、選ぶのにもそんなに時間はかかりませんでした。直近の練習試合でも4点を決めて調子の良いところを結果でも残してくれていたので、間違いなく起用したら期待に応えてくれると思っていましたけど、あんなに素晴らしいゴールで期待に応えてくれると思わなかったので、それは監督としても冥利に尽きるものでした。皆さんもご存じの通り、彼のインテンシティーが高くてずっと働き続ける。プレッシャーを掛け続けて、どんどん裏に飛び出していく。彼はそこが武器でもありますし、ボックス内での脅威も間違いなくある。本当に今日の彼のパフォーマンスは素晴らしかったと思います。
V・ファーレン長崎
監督
ゲームが終わる頃には2人いない状態で、最後は厳しい状況の中で選手たちは頑張ってくれたと思います。ただ、プレーとしてはもっともっとやれる要素は持っていると思いますし、一方でそこを引き出せなかった自分の力のなさも感じています。立ち上がりのところで失点をしてしまい、そのあと持ち直す部分もありましたが、ゲームの内容的には非常に惜しい時間帯の失点が少し続いたなと思っています。修正しないといけないポイントは選手たちもハーフタイムで理解しながらやってくれたとは思いますけども、やっぱりゲームの中で体感される、例えばパススピードとか相手の動きとかというところで変化が加わる中での個人の判断と、それからグループとしての立ち振る舞いもすごく大事なことだと思います。その部分では、広島さんを倒すにはもっともっとトレーニングとさまざまな共有する部分というのは必要ではあったかなと感じました。 それと最後にですが、サンフレッチェをこのようなチームにしていただいて、マツダ時代からサンフレッチェ、それから日本サッカーのために尽力していただいた今西(和男)さんの本当に残念な報告を聞いて、今日ここでプレーができたこと、きっと顔合わせをこういうところでさせていただいたなというふうに感謝して、お悔やみ申し上げたいと思います。 --この試合の前に「再構築」という言葉を掲げていました。今日はメンタル、タイトさを見せられたと思いますが、監督の中ではどのぐらい再構築ができたとお考えでしょうか。先ほども言いましたけど、もっとやれたと思っているので、そんなに点数をつけるような感じではないです。もっともっとやらないといけない、トレーニングを積んでやっていかないといけないと思います。われわれ(スタッフ)もそうですけど、選手たちにも理解をしてもらって継続してやらなくてはいけないなと思います。
規律とか走る、戦うみたいなところは全員がすごくやっていたと思います。でも、一瞬、あの(1点目の)失点もそうだし、相手の距離感がすごく良くて連動していて、すごく押し込まれる、ペナルティーエリア内にどんどん入ってこられるというのは最初に感じて、その流れで決められてしまった。そこからも押し返して、良い、惜しいシーンもチャンスもあったんですが、全体を通して相手のほうが余裕を持ってサッカーしている感じはありました。僕たちはすごく必死にやって、頑張ってなんとか勝とうという感じでしたが、最後の攻撃のところで力尽きてしまうような印象があるので、そこが課題だったかなと思いました。 --組織の形を出せた試合でこういう負け方をしてしまい、次の過程に向かいにくいところがあるかなと思いますが、そこはどう考えていますか?守備のところをもう1回整理というか。みんな頑張って走って戦って規律を守ってやっていましたけど、そこをもう少し上げるのとプラス、やっぱりサッカーとは楽しいものだと思うので、もっとみんなが余裕を持って、相手を見ながら選択肢がたくさんある中でプレーすれば、長崎はもっと可能性があると思いますし、上に行けると思っています。
サンフレッチェ広島
FW 10
鈴木 章斗
--得点シーンについて。常にほかの選手がシュートするときは必ず詰めようという意識がありますし、あのときはなんとなくファーに来そうだなというのもありました。攻撃の選手からしてあそこは本当に狙い目なんだと思うので、自信を持って入っていきましたし、もし今回来なかったとしてもあそこは狙って走り続けようと思っています。 --加藤 陸次樹選手のチーム2点目もうまく連係して生まれたゴールでした。試合が始まる前から、シオ君(塩谷 司)から縦パスが入るというのは2人で話していて、そうなったときに僕が後ろにいたらフリックなりスルーをすると話していたので、スルーが来るなと思っていました。 --ここ2戦、前線の3枚の連係がすごく良くなっていると思います。本当にやりたいサッカーができているので、その中で本当に攻撃もすごくよくできているなと思っています。
MF 6
川辺 駿
--久しぶりの90分での勝利になりました。どうやって点を取るかだけだったと思うし、点が入ればという試合が続いていたので、結果が出てなくても手ごたえはあった。やっているサッカーに対して自信もあったし、結果が出せるようになってきたことはすごく大きいですね。 --長崎を相手に意識していたことは?ボランチに良い選手もいますし、FWにも良い選手がいて、ロングボールなどをターゲットにめがけて蹴ってくることが多かったので、セカンドボールは意識していました。味方も何回も競り勝ってくれましたし、セカンドボールを予測して味方につなげられたので良かったなと思います。 --クラブとしては、初代総監督を務めた今西 和男さんが亡くなられた直後の試合になりました。監督も「今西さんに対して最高の試合をしよう」と話していたし、それをチームとして体現できたので良かったと思います。クラブにとって(存在が)すごく大きな方で、基盤を作ってくれた今西さんのおかげでいま自分たちがプレーできていると思うので、そういう感謝の気持ちをプレーで表せたかなと思います。