明治安田J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第14節でG大阪が神戸を、パナソニック スタジアム 吹田で迎え撃つ。
神戸より2試合多く消化しているG大阪は勝点22で現在3位。一方、首位を走る神戸は勝点26、両者の勝点差は『4』という状況だ。
G大阪は前節、京都と対戦。終了間際に先制される苦しい展開ながら、途中出場の
南野 遥海が貴重な同点ゴールを決め、PK戦に突入。2試合連続でのPK戦勝利を目指し、18歳の守護神・
荒木 琉偉が2つのセーブを見せたが、4-5で敗れて勝点1にとどまった。
前々節・長崎戦で負傷交代した
イッサム ジェバリや
ウェルトンを欠き、攻守の中心である
安部 柊斗もメンバー外となる苦しい陣容だったが「選手たちはすべてを出し切って最後の最後まで戦う姿勢と、取られても取り返すところを見せられた」とイェンス ヴィッシング監督はチームのファイティングスピリットを評価した。
中2日で迎える神戸戦は実に公式戦11連戦の9試合目で、選手に疲労感があるのは否めないが、イェンス ヴィッシング監督が“シックスポイントマッチ”にいかなる顔ぶれを送り出すかが注目となる。
いかなる相手であろうとスタイルを変えず、真っ向勝負で挑むのがドイツ国籍の指揮官の流儀ではあるが、J1百年構想リーグにおける直近の5試合は90分間での勝利がなく、その間2得点を奪った試合は一度のみ。攻撃力で押し切れる陣容ではないだけに、まずは粘り強く神戸に立ち向かいたい。
注目は、3試合連続で先発中の
荒木 琉偉が起用され続けるかどうかだ。京都戦について、「ゴール前に迫られるシーンは多かったが、クロス対応とシュートブロックでディフェンスラインが守ってくれた」と
荒木 琉偉は語ったが、出場した直近3試合のパフォーマンスを見れば、神戸戦でもゴールマウスに立つ可能性は十分ありそうだ。
神戸の強力な前線に対してもまったく気後れすることのないメンタルを持つ18歳の守護神が、自身のこだわりとするシュートストップを見せる場面も多くなりそうだ。
5月17日(日本時間)に控えるAFCチャンピオンズリーグ2決勝のアル・ナスル(サウジアラビア)戦に向けてはずみをつけたいG大阪が、今節で対峙するのが神戸だ。神戸は前節、C大阪とPK戦までもつれ込み、2-4で敗れて勝点1にとどまっている。来季のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の出場権を得るためにも、J1百年構想リーグでの優勝を目指す中、首位を堅持するためにもアウェイの地で勝点3をつかみたいところである。
G大阪から期限付き移籍中の
満田 誠は契約の関係で出場できないが、ACLEファイナルズで圧巻の存在感を見せた
井手口 陽介にとって今節は古巣戦でもあり、攻守両面でチームをけん引するはずだ。ノエビアスタジアム神戸で行われた前回対戦では、神戸が終了間際に2-2の同点に持ち込んだが、PK戦の末に敗れた。今節は互いに90分での決着を目指してピッチに立つことになる。
5月2日にパナスタで行われる一戦は、関西の両雄がプライドと勝利への執念をぶつけ合う熱戦が期待できそうだ。
[ 文:下薗 昌記 ]