2026/5/3 (日) 14:00 KO
地域リーグラウンド EAST 第14節
90'
入場者数: 21,569人
天候: 晴れ|気温: 25.7℃|湿度: 47%
前節の悔しさを経て。新井悠太が東京Vを4連勝に導く
東京ヴェルディ
監督
前半はなかなか自分たちの時間を作ることができずに耐える時間が多かったんですけど、最後のところというか、肝心なところで選手がよくわれわれの基準を保ってくれた。なので、特に前半は決定的なシーンはほとんど作られていないと思います。 ただ、選手はボールを握られて、前からハメられない時間でイライラしたところがあったと思うので、もうちょっと早く改善できれば良かったなと。35分ぐらいまではなかなか解決策を選手が見いだせなかった。われわれもちょっと伝え切れなかったところがあって、前半の最後ぐらいから(良い)イメージを持って、そのまま後半に入れたので、後半はしっかり戦えたかなとは思います。 ただ、むしろ後半のほうが決定的なシーンを作られたという意味では、サッカーは難しいなというふうに思います。最後、GKを含めてよく1本の寄せでコースを限定できたと思うし、そういうことをみんながやり続けられたので、やはりチャンスが来て、そこを決め切れて柏さんを相手に(勝点3を)取れたかなと思います。とにもかくにも、良くないときこそわれわれの本質というか、われわれの基準を手放さないというところをみんなができたということは、非常に大事なことかなと思います。 --前節・鹿島戦で“インアウト”となった新井 悠太選手が今日は決定的な仕事を果たしました。前節を踏まえてこの試合で彼を送り出すまでどういったアプローチをしたのでしょうか。正直、今日までまったくアプローチはしていないです。ただ、前節の鹿島戦で、チームとしてわれわれが良かったところ、われわれが課題として克服したいところは、共有したシーンの中にポジティブな面もネガティブな面も彼はいましたし、特別にフォローするというよりは、必ず彼には次にチャンスがあると思うので、そこで何が良くて、例えば途中から出たときには何を手放しちゃいけないのかと。その中で自分の特長をどう出すのかというのは、彼なりに整理して入ってくれたのかなと思います。今日入る直前も、守備は信頼していると。ただ、彼の攻撃の前への推進力の出し方をどうやって出すか、そこだけだと。守備は思う存分やってこいというような形で言ったら、良い形で前への推進力を出してくれたと思います。 --監督がおっしゃった35分過ぎに、味方が倒れているときに平川 怜選手を呼んで一生懸命何かを伝えられていましたが、あの内容を少し教えていただけますか。そこまで柏さんの3バックが大きく開いて、ボランチが下りてきて、バイタルエリアに小泉(佳穂)選手が下りてくるというのに対して、中盤を厚くするわれわれが想定していない立ち方をしたときに、そこでどう振る舞うのかというのを、われわれが意思統一できなかった。ただ、やるべきところで二度追いしたり、歪みを個人の頑張りであったり、寄せで解決していたんですけど、チームとしてそれをどうやろうというのをあそこで伝えて、そこから少し選手がスッキリしたかなと。 --長沢 祐弥選手についての今日の評価をお願いします。今日一番危なかったのは、細谷(真大)選手がプルアウェイして、そこにスルーパスが出て、彼のコントロールも良かったと思うのですよ。ただ、長沢選手のあのシュートストップに至るタイミングは本当に見事だったなと思うし、やっぱり試合に出ていることによって、その感覚はより研ぎ澄まされてきているなと思います。 やられたとはいえ、足音を聞かせるようなDFのあきらめない寄せというのが、GKの判断を良くしていると思うので、あのシーンだけじゃなくて、ほかにもそれは言えるシーンなんです。GKが良く見えるということは、それだけ限定できているDF陣がいるというふうにもつながると思うので、あのシーンを作りたくはないけれども、みんなで最後のところで足音を聞かせるようなあきらめない姿勢は大事にしたいと思います。
柏レイソル
--左ウイングバックでの先発でした。前半はなかなか怖さを出すことはできなかったかもしれませんが、良い感覚はあって、後半勝負だなと思っていました。ただ、ちょっと巻き返されたりとか、ポジション変更もしたりして、あとは足をつってしまったり、これからというときになかなかパワーを出せなかったのが悔しかったです。 --これまで右サイドで見せてきた小泉 佳穂選手とのローテーションとはまた違い、今日左サイドで見せた汰木 康也選手とのローテーションはすごく魅力的に感じましたが、いかがでしたか?いろいろローテーションして、どうなるか分からないけど、やってみようみたいな感じでやっていたので、楽しかったですし、相手も混乱はしていたかなと思いますけど、もう少し怖さは出したかったですね。取られはしないけど、怖さも出せなくて、前半はそれでもいいのかもしれないですけど、後半はもう少し行きたかったですね。 --「怖さを出す」という意味もあったのか、前半から強引にでもシュートを打ったり、サイドが変わってもプレーが整理されていたのが印象的でした。ここ数試合にしては頭の中をクリアにできていたかなと思います。 --ショッキングな結果に終わりましたが、次に向けてどのような改善点がありますか?やっぱり怖さは出していかないといけないと思うので、自分のところでもっと1枚はがしてグッと入っていったり、縦へ行ったりとか。チームの規律ももちろん大事だし、その塩梅は今日はすごくうまくできたと思うので、その塩梅の中にも怖さを取り入れたりしたい。 後半は去年と同じでカギになってくると思うので、何かそこでもう1個チームとしてギアを上げていかないと。今日は自分のコンディション作りも悪くて、ああいう形で交代しちゃいましたけど、そこでチーム全体でギアを上げられれば、勝ちにつながる試合だったかなと思います。
柏レイソル
監督
試合全体を通じて、われわれはボールを、そして試合を支配できていたと思います。前半はわれわれが支配する形でコントロールしながら、プレーを続けることができました。前半、もう少し明確さ、攻撃においてゴール前にたどり着くプレーというのが足りない部分ではありましたけれども、しっかりと試合を支配しながら進めることができていたと思います。 そして後半も引き続きボール、試合、両方ともコントロールする形で進めることができ、そして決定的なチャンスを明確に2つ作ることができました。それを決めていれば落ち着いた形で勝利できた試合展開、内容だったと思います。 ただ、サッカーというのは、試合内容が常に結果に反映されるというわけではありません。今日のように試合、ボールを支配しながらも、試合終盤に相手に決定的なチャンスが生まれ、そこから失点し、負けることもあります。そういう意味でも今日は試合結果に試合内容が反映されなかった、そのような試合だったと思います。 --ボールを保持し、試合をコントロールして攻めていた中で得点に至らなかったということは、相手のディフェンスが非常に良かったとお考えでしょうか。それとも、何か自分たち側に問題があったとお考えですか。ヴェルディさんが良い守備をしたというよりも、われわれが作った決定的なチャンスを決め切れていないという決定力不足。そこが課題だと思っています。 ただ、ACLEへの参戦が決まったいま、来季に向けていろいろ試している部分もあります。今日は久保 藤次郎を左で試しましたし、若い島野 怜をスタメンで起用し、彼の才能、可能性を試すこともしました。そういう意味でも、チームはもちろん勝利を目指してすべての試合に向かうわけですけれども、同時に目の前の一試合だけではなく、将来に向けてのチャレンジ、そして試すことも続けているというのも公表しなければいけないと思います。 前半は特に、若干連係のスムーズさが足りなかったり、背後の飛び出しが足りないところもありました。その部分は改善点としてありますけれども、点が決まらない部分に関してはわれわれ自身の決定力不足だと思います。 --試合中、監督が「このエリアにボールを運べ」というような指示を出していらっしゃるように見えましたが、その中で選手たちが自ら判断して別のエリアに運ぶというプレーもありました。ああいう選手に自由を与えるのは、私はとても好きなのですが、勝利から遠ざかっている状況で、今後はそれを多少制限するというお考えはあるのでしょうか。チームを指揮するにあたって、今後形を変えようとは思っていません。われわれのプレースタイルは、大きな2つの要素によって構築されていると思います。1つはチーム内での構造といいますか、機能性です。それは選手たちが把握しておくべきものですし、それを理解して遂行しなければいけない部分があります。同時に、もう1つのコンセプトというのは、選手の判断の自由です。決定は彼らの判断に委ねる部分です。その2つがうまく機能することをわれわれは求めていますし、そこのバランスを変えるつもりはまったくありません。 もちろん、チームが機能していないのであれば、そのコンセプトをしっかりと選手たちに理解してもらい、それを遂行することを求めるわけですけれども、選手たちはそこを十分理解しています。そして、押し込んだところで、相手チームが[5-4-1]でブロックを作ってくるところを打開するには、やはり選手たちの創造力、イマジネーション豊かなプレーというのがより求められます。そういう意味では、相手ゴールの近くであれば、選手たちのアイディア、自由さが重要になってきます。それを私は選手たちに求めています。誰がピッチに立っているか、そして誰と誰を組み合わせるかによって、うまく良いハーモニーが醸し出せるかどうかというのは変わってきますし、どのような決断を選手が下すかというところも変わってきます。それを踏まえての選手起用ですし、そこでの判断、ピッチの中での判断は選手たちに委ねていますし、今後も変えることはありません。
東京ヴェルディ
MF 40
新井 悠太
--まず、あのシュートシーンについて聞かせていただけますか。シュートシーンに関しては言えば、正直何も狙っていないというのが……(笑)。 --ニアは狙っていたのでしょうか?ニア(を狙った)かも定かではないですね。もう気持ちでねじ込んだ感じです。 --染野 唯月選手からのボールに対して良い動き出しでした。最近は、自分の良さは何なのかと考えたときに、監督にも言われましたけど、背後の動きだったり、スピードを生かすことが自分の特長でもありますし、練習でも何回も背後を取れるシーンは増えてきたので、そういったところが出たのかなと思います。 --前節・鹿島戦の“インアウト”はどう昇華したのでしょうか。城福(浩)監督も試合が終わったあとにお話してくださって、そのときに「ネガティブな交代ではない」と言っていただいたので、いろんな捉え方ができると思いますけど、個人的には見られ方というよりは、本当にこれから自分がどうするかというのにフォーカスしました。それこそ城福監督は、自分が練習でやっていればそれを必ず見てくれる監督だと思っているので、そこは曲げずにしっかり取り組んだという感じです。 --自分のゴールで勝ったことについてはいかがですか。なかなかうまくいかないシーズンでしたけど、1つこうやってチームの勝利に貢献できたのは大きなポイントかなと思いますし、これからもう1段階上に行くために自分が何をしなければいけないのかを再確認できたと思います。 --間違えていたらすみません。映像を見る限り、ゴールを奪ったあとに両手で目を覆っていたように見えたのですが。(今季は)あまりうまくいっていなかったので、どうにかして自分ももがきながらですけど……。とにかくうれしかったです。
FW 27
白井 亮丞
--最後は白井選手のヘディングから得点につながりました。得点につながったシーンはすごく良かったと思いますけど、だいぶ体が重くてバテてしまって、相手にチャンスを作られたのは僕のところからだったと思うので、そこは反省して次に向けて準備していきたいなと思います。 --そのゴールシーンはうまく空間を把握しながら、染野 唯月選手のことも見えて落としたという感じですか。そうですね。DFが僕ら2人に対して1枚しかいなくて、良い感じにボールが流れていくなと思っていました。疲労で僕自身ちょっとキツくて、ポジション取りが遅くなったんですけど、それが良い具合に相手も流してくれていたので、そこにソメくん(染野)が走ってくれていることを信じて落とした感じです。 --それ以外にも左サイド深くでキープして自分で切り込み、染野選手のシュートにつながったシーンがありました。短い時間の中でも、しっかりとチャンスに絡んでいたと思います。あのプレーは良かったんですけど、ああいうプレーを増やしていきたいというのと、それ以外のところで、僕にボールが来たときに失ったシーンだったり、僕の反応より相手のほうが早いシーンも多かったので、そこは反省したいです。絶対に集中していれば行けたシーンだし、僕自身キツくて自分自身に負けたと思うので、そこは反省して、もっと強くなりたいなと思います。 --「もっと強くなりたい」というのは、具体的にはどういった部分ですか。乳酸がたまっても走れるとか、そういう体作りと、気持ち的な、精神的な「絶対にボールを取られない」という部分は、染野くんにあって僕にはないものだと思うので、あそこで簡単に転ばないようにしたいという感じです。