ゴールデンウィーク中に行われる5連戦もいよいよ終盤戦に突入。連戦の4戦目では、清水がIAIスタジアム日本平にC大阪を迎える。
清水はここまで14試合を消化し、勝点20を獲得。明治安田J1百年構想WESTグループ首位を走る神戸は消化試合数が1つ少ない状況ながら勝点26を獲得しており、その背中はやや遠くなってしまった。
痛かったのは、このゴールデンウィーク中になかなか勝点を積み上げられなかったこと。清水は5連戦のうち、4つの試合をホームで行えるアドバンテージがあるが、地域リーグラウンド第12節で名古屋に0-2と完敗を喫すると、続く前々節でも長崎に1-2で敗れ、ホーム2連戦で勝点を積むことができなかった。
だが、アウェイに乗り込んだ前節・京都戦は、1点を先行される展開となった中で
宇野 禅斗と
嶋本 悠大がそれぞれ鮮やかなシュートを決め、2-1と逆転勝利。1つのPK戦負けを含めた連敗を『3』で止め、ホームへ帰ってきた。
久しぶりの連勝が懸かっているからこそ、選手たちも強い気持ちを持って今節への調整を進めている。前々節・長崎戦で人生初の一発退場を経験し、前節は出場停止の影響で欠場していた
住吉 ジェラニレショーンは、「前節、チームは連敗を止めてくれた。この流れに乗っていきたい」と力を込める。
清水はC大阪との公式戦直近5試合で白星がなく、昨季のリーグ戦ではホーム、アウェイどちらのゲームでも4失点を喫しての完敗となった。今季一度目の対戦では、90分を0-0で終えた末に迎えたPK戦で敗北。勝点1を手にしたとはいえ、吉田 孝行監督が「前回対戦時はプレスがハマらなかった」と振り返ったように、チームの良さを出せなかったことも事実だ。直近の数年間は、C大阪相手に悔しい経験をし続けてきたからこそ、ホームで“大きな借り”を返す機会としたい。
一方のC大阪はここまで14試合を消化し、勝点21を獲得。直近の2試合は90分間のスコアこそ引き分けとなっているが、前々節・神戸戦ではGK
キム ジンヒョンが、前節・福岡戦ではGK
中村 航輔が、それぞれPK戦で相手のシュートを1本ストップする活躍を披露。どちらもPK戦を制したことで、この2試合で勝点4を積んできた。
アーサー パパス監督の下、チームは“アタッキングフットボール”を標ぼうしているが、今季のC大阪は攻撃面だけが強みではない。ここまでの14試合で喫した失点数は『13』で、これはWESTグループでは最少の数字だ。
清水を率いる吉田 孝行監督はC大阪について、「もちろんボールをつなぐ部分は継続してうまいチームですが、今季に関してはどちらかといえば守備が堅くなっていて、規律がある印象。まずはそこを攻略したい」と語る。堅い試合となる可能性もあるが、相手の守備をこじ開け、勝利をもぎ取るのはどちらのチームとなるか。
[ 文:榊原 拓海 ]