10月14日に行われたJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド3回戦で勝利を挙げたチーム同士の対戦。
水戸はルヴァンカップ3回戦でFC東京と対戦し、1-0の勝利を収めた。直近のリーグ戦から先発メンバーを全員入れ替えて臨んだ中、序盤からペースをつかんで攻め続け、多くのチャンスを作り出した。前半こそ無得点で終えたものの、後半もアグレッシブな姿勢を貫いてFC東京ゴールに迫り、51分に左サイドの新井 瑞希がカットインして放ったシュートの流れから山下 優人がゴールを決めて先制に成功した。終盤はFC東京の反撃を受けたものの、5バックに変更して守備を固めて対応。最後まで集中を切らすことなくしのぎ切り、勝利を挙げた。
ただ、リーグ戦では3連敗中。着実に勝点を積み上げることができたリーグ序盤の勢いは失いつつある。さらに、チーム最多得点を挙げているキャプテンの渡邉 新太をはじめ、負傷者が相次ぐ苦しい状況だからこそ、これまでリーグ戦で出場機会に恵まれなかった選手たちが攻守で躍動して手にしたルヴァンカップの勝利は大きな意義を持つ。
FC東京戦に出場した選手たちの活躍は、これまでリーグ戦で主力としてプレーしてきた選手たちにとって大きな刺激となったことは間違いない。チーム内の競争が激化する中、新たなオプションを手にすることもできただろう。樹森 大介監督もメンバー選考に頭を悩ませているはずで、果たして今節は誰を、どのように起用するか。指揮官の采配が勝負のカギを握ることとなりそうだ。

樹森大介監督は中2日の一戦でどのようなメンバーを送り出すか
浦和はルヴァンカップ3回戦でJ2の横浜FCと対戦し、4-0の大勝。序盤から横浜FCを圧倒して、前半だけで3得点を決めて優勢に試合を進めた。後半も強度を落とすことなくペースを握り続けて1点を追加し、最後まで横浜FCに得点を許さずに勝利を手にした。
直近のリーグ戦ではFC東京に0-3で敗れていただけに、自信を取り戻す勝利となったことは間違いない。チームとしてタイトなプレスで相手に圧力を掛ける戦いが浸透し、自陣でのビルドアップからの攻撃の組み立ての質も高まっている。試合を重ねながら攻守においてチーム力は向上しており、今節も積み上げてきたスタイルを発揮して勝利を目指す。

浦和としてもルヴァンカップで挙げた勝利をリーグ戦につなげたいところだ
ともにタイトなプレスとビルドアップという攻守で明確なスタイルを持つチーム同士の対戦。似たスタイルがぶつかり合うからこそ、自分たちのスタイルを出し切り、最後まで貫いたチームが勝利に近づくことだろう。そして、連戦ゆえにベンチワークや、ゲームチェンジャーとして投入された選手たちのプレーも勝負を分けることとなりそうだ。
ルヴァンカップ3回戦から中2日というハードスケジュールの中で行われる一戦。勝利の勢いを持って、さらなる上昇気流につなげる勝点3を手にするのは果たしてどちらのチームか。激戦は必至だ。
[ 文:佐藤 拓也 ]