敵地で山口に敗れた2月の開幕戦からの巻き返しを図る京都にとっては、今節がホーム開幕戦となる。しかも、このゲームが今季から使用する新スタジアムでの初の公式戦でもあり、勝点3にこだわらなければならない条件がそろっている。
5月後半に活動再開して以降はトレーニングや練習試合を原則非公開で行っており、どういった戦い方で今節に臨むのかは不透明な部分が多い。だが、森脇 良太が「守備面は正直、良い部分と悪い部分がある。前からプレッシャーを掛けていくときに若干のもろさが見える」と話しているように、組織としての完成度はまだ物足りなさを残している様子だ。元J1得点王のピーター ウタカら強烈なタレントがいるだけに、組織面をどれだけ仕上げて再開戦に臨んでくるのかが焦点の1つとなる。
一方の磐田は開幕戦で山形に2-0で完勝。今節は連勝を懸けた一戦となる。ピッチの幅を広く使った攻撃が特徴のチームだが、活動再開後の練習試合でもサイドを起点にゴールを量産するなど、昨季途中から指揮を執るフェルナンド フベロ監督の下、着々と自分たちのスタイルの質を高めてきている。
J2屈指の戦力を抱える磐田の中でも、開幕戦でチームの全2得点を決めているFWの小川 航基は最近の練習試合でもゴールを重ねており、とりわけ好調さが目を引く。開幕からの連続ゴールで、自身が“磐田のエース”であることを印象づけられるか。この試合でも大いに注目しておきたい存在だ。
[ 文:川瀬 太補 ]

