チームの現状に差はあるものの、能動的な守備とダイレクトプレーを最優先とする攻撃、さらに組織的にファイトできるという点を含めて似通ったスタイルで戦うチーム同士のゲームは、福岡の長谷部 茂利監督が言うとおり「タフなゲーム」になりそうだ。
2試合連続無失点中の福岡は守備に関しては自信を持って臨めそうだが、ここ2試合は守備に重心を置いた戦いとなり、かなり我慢を要したことは事実。そこを踏まえて、今季まだ複数得点を挙げることができていない攻撃面でパワーを使い、余裕を持った試合運びから勝利をつかめれば好調の波に乗り切れるのでは。そういう意味で、攻守で良い働きを見せながら、開幕戦以来ゴールから遠ざかっている21歳の遠野 大弥あたりが得点を挙げることができれば、チームのムードはさらに良くなりそう。
一方、波に乗り切れない印象がある岡山だが、前節の長崎戦ではかなり手ごたえも感じたようで、有馬 賢二監督は「追加点を取れなかったのは残念だが、首位の長崎さんを相手にあれだけのチャンスを作れたことは自信になる」と話している。長崎戦も追加点を取れていれば違った展開になったはずとの思いがある中、攻撃にかなりのパワーを使ってくる可能性は十分だ。
似通った特徴を持つ両チームが互いの長所を消し合う堅いゲームになるのか、それともここ数試合の結果を踏まえて攻撃への意欲を前面に出し合うエネルギッシュなゲームになるのか。興味深い一戦となる。
[ 文:島田 徹 ]


