福岡はホームでのここ3試合で勝利を挙げることができておらず、是が非でも勝点3を獲得したいところ。前節の松本戦は終了間際にCKからの失点で敗れたが、ここ3試合の中では最も自分たちのリズムでできたゲームだった。そういう意味で今季二度目の連敗も、内容的には向上の兆しが見えたという点でポジティブに捉えることができる。長谷部監督にとって水戸は昨季まで指揮を執ったチームだが、「選手もスタッフもかなり変わっているし、特に意地とかそういうものはないので、とにかくゲームに勝つために、最善を尽くしたい」と話し、明治安田J2第7節・岡山戦以来となるホームゲーム勝利に意識を集中している。
一方の水戸は6試合連続失点中、ここ3試合だけで7失点と、守備力に課題があるように思えるが、前節の秋葉監督の試合後のコメントなどを見ると、良い形の攻撃ができていないから守備のバランスが崩れる、という捉え方をしている印象。守備面での細かい修正を施すにしても、今節も攻撃に意識を置いた試合運びをすると見ていいだろう。その中で前節の反省点として指揮官が挙げたクサビのパスの質、タイミング、回数などが効果的な攻撃と得点を挙げるためのキーポイントになりそうだ。
アグレッシブな戦いの末に“5連戦初勝利”を手にするのは、どちらのチームになるのか。
[ 文:島田 徹 ]


