勝利が6試合遠ざかっている京都は前節、4連敗中だった大宮に0-1で敗戦。今季初の連敗を喫することとなった。とはいえ、内容的には良化の兆しも見えた。出場停止だったヨルディ バイスに加え、ピーター ウタカ、庄司 悦大らの主軸を思い切って休ませるターンオーバーを選択した中、今季初先発となった李 忠成、谷内田 哲平が存在感を発揮。チームとしてもコンパクトな守備が鋭い攻撃へとつながり、時間帯によっては大宮を圧倒。「今日みたいなサッカーをやりとおすことが大事」(李)と、試合後の選手のコメントにも好感触がにじみ出ていた。
京都にとって、好材料はもう1つある。今季4勝2分といまだ負け知らずの本拠地で戦える点だ。前節得た収穫を持ち帰っての得意のホームゲーム。6試合白星なしが続く暗いトンネルを、ここでなんとか脱しておきたい。
一方の千葉も4試合勝利から見放されている。前節は福岡と引き分けて連敗をストップさせており、精神的なプレッシャーは多少緩められたはずだが、一度は逆転しながら追いつかれた試合運びには「一人ひとりの意識を変えなければ」(田口 泰士)と厳しい言葉が漏れる。
特に勝てていない4試合は複数失点続きで、守備の立て直しは急務。相手の京都にはピーター ウタカというわずかなスキさえ見逃してくれないFWがいる。前節から中2日と修正もままならない日程だけに、集中力を高めて試合に入り、好調時のストロングポイントだったソリッドな守備組織をいかに再現できるかが千葉の焦点となる。
[ 文:川瀬 太補 ]

