前節までアウェイ4連戦を戦った長崎。そこでは1勝2分1敗と思うように勝点は伸ばせなかった。しかし、敵地戦が4つ続く過酷な条件下で負けが先行しなかったのは良しとすべきだろう。すでにアウェイ3連戦と4連戦を一度ずつ消化したことから分かるように、長崎はここまでアウェイ戦が多かった。しかし今節も含め、シーズンの残り13試合中、9試合はホーム戦。今季はホームで高い勝率を誇る(8勝2分2敗)だけに、ここから巻き返していきたいところだ。
そんな長崎の前に立ちはだかるのが水戸だ。順位は12位という現状だが、チームの総得点51は現在リーグトップ。今季から水戸を率いる秋葉 忠宏監督が植えつけてきた攻守にアグレッシブなスタイルが着実に数字として表れるようになってきている。前節もアウェイで山口を相手に4得点を奪って大勝を記録している。ともにリーグ2位タイとなる12得点を挙げている中山 仁斗と山口 一真はそれぞれ、前節も得点を挙げており、水戸の攻撃的なスタイルにおいて欠かせない存在となっている。今節も勝利へのカギを握るコンビとなるだろう。
昇格へラストスパートをかけたい長崎だが、28日にはC大阪から庄司 朋乃也、29日には横浜FMからエジガル ジュニオと、それぞれ期限付き移籍での加入を発表した。CBとストライカーを新たに加えることでJ1昇格圏内・福岡、徳島への追撃態勢をより強固なものにした。その一歩目となる今節、2人のデビューも十分に期待してよさそうだ。
前回対戦では長崎が先制するも、中山 仁斗と山口の得点で水戸が逆転。しかし、長崎が後半に再逆転で勝ち切った。前回同様、激しい打ち合いになるのか。勝って11月を良い形で滑り出せるのはどちらか。
[ 文:杉山 文宣 ]