上位に立つ北九州だが、状況は芳しくない。明治安田J2第35節から3連続ドローのあと、第38節で首位の徳島に、前節は最下位の山口に連敗。しかも4点ずつを奪われての大敗となった。ただ、この結果を受けて小林監督が失点を抑えるために守備的な戦術を選択することは、ここまでの戦いぶりからしてないはず。あくまでも攻撃的な姿勢を貫きながら、攻撃から守備への切り替えスピードをさらに上げて、カウンター対策に磨きをかけることで解決策とするのではないか。
また、北九州には10月末に加入、すでに主軸として働く針谷 岳晃が磐田からの期限付き移籍のため、契約上今節は出場できない。針谷の代わりにボランチで並ぶのは、リーグ前半戦の好調を支えた加藤 弘堅と國分 伸太郎の可能性が高いが、この2人の攻守における働きが3連敗阻止のポイントになりそうだ。特に磐田の遠藤 保仁のプレーに制限をかける上で、果たすべき仕事は多くなる。
一方の磐田は前々節・水戸戦の敗戦を引きずることなく、前節の大宮戦を2-0で快勝。すぐに立て直しが図れるところにチームの安定性を感じる。ルキアンと小川 航基という得点源の欠場が続く中で、大宮戦で追加点を奪った中野 誠也が好調をキープしているのは好材料。中野は北九州との前回対戦で先制ゴールを挙げて、良いイメージで今節に臨めるはずで、カウンター対策が課題となっているいまの北九州に対して、武器であるスピードは大いに生きるはずだ。
[ 文:島田 徹 ]


