4位・甲府が18位・岡山をホームに迎える明治安田J2最終節。ともに勝って終わりたい気持ちは同じ。チームを去る仲間や引退する仲間がいる中で、いまのメンバーでやれる最後の試合という思いが強い。そして、岡山は順位を上げる可能性があるし、甲府は勝って昨季より1つ上の順位となる4位を守りたい。
前回対戦は0-0で引き分けたが、甲府にとっては勝たないといけない試合だった。北九州、長崎とその時点での1位、2位に連勝した勢いをもって連勝を伸ばし、J1昇格圏入りを目指していたが、引き分けた悔しい記憶がよみがえる。“勝って終わる”のと同時に、来季に向けての戦いも始まっており、来季の選手構成が決まっていなくても若手を育ててきた甲府はその成長を見せ、より確実な手ごたえにしてシーズンを終わりたい。
今節は岡山から期限付き移籍中の武田 将平が契約上出場できないが、武田とともにボランチでチームを支えてきた野澤 英之、山田 陸、中村 亮太朗がしっかりとオーガナイズを整えて主導権を握る時間を長くできるかは注目点。前線の長身FWがケガで離脱したままなので、今季あまり発揮することができなかった中央から地上戦で崩す場面を作ることができれば来季によりつながる。
対する岡山もエースFWのイ ヨンジェをケガで欠くが、上田 康太や赤嶺 真吾ら他チームのファン・サポーターも知っている有名なベテランがチームを去るだけに、残る選手は勝利で送り出したいし、彼らも勝って去りたい。毎年最終節はしんみりした感情が入り混じるが、どちらが良い思い出を勝点3で飾るのか注目したい。
[ 文:マツオ ジュン ]