春を迎えようとしているソユースタジアムで秋田が対戦するのは、優勝候補にも挙げられる京都。両チームとも鋭い攻守の切り替えが持ち味で、球際で競り合うアグレッシブなプレーが連続し、手に汗握る激闘の予感が漂う。
秋田は開幕からの過酷なアウェイ4連戦を2勝1分1敗とし、勝点7で6位につけている。まだまだ序盤戦であり、1試合の結果で順位は大きく変動する状況ではある。それでも初めて挑む上のカテゴリーで、昨季J3を席巻した縦に速いサッカーを粘り強く発揮して結果を出している。
エースFWでキャプテンの中村 亮太も確かな手ごたえを得ているようで、「自分たちがやっているサッカーが通用した部分が多く、J2でもやれることを証明できた。これを京都戦でもしっかり出していきたい」と意気込む。
吉田 謙監督は京都戦に向けて、「秋田のために全力でひたむきに戦うのみ」と断言。秋田でのJ2公式戦開催については「素晴らしいものを観ることで心と体が躍動する。そのスポーツの力を秋田一体で観ていただきたいし、ともに戦っていただければ」と話している。感染症予防のために声援は送れないが、ピッチに向けて応援する気持ちを送ることはできる。いまこそ地元の力を結集して、強豪との戦いに臨むチームの背中を後押ししてほしい。
対する京都はミッドウィークに行われた大宮との再開試合を2-1で競り勝った。一度は大宮に追いつかれるも、終了間際にピーター ウタカが決勝PKを蹴り込んだ。苦闘の末に勝点3をもぎ取ったことで、秋田へと向かうチームにはこれ以上ない勢いが生まれているはずだ。今節は京都にとって3連戦の最後であり、コンディションも考慮したメンバー選考にも注目したい。
[ 文:竹内 松裕 ]

