クラブとして、チームとして、そして1人の選手として。東京Vは正念場にあるといっていい。全勝で首位の新潟に真っ向勝負を挑んだ結果、0-7で敗れた前節からどんな挽回を見せるのか。耳目を集める中で、ホームに迎えるのは水戸だ。昨季の最終節、水戸には0-1で敗れている。以前のリーグ戦5試合で水戸には負けていなかっただけに、ホームで喫した悔しい敗戦だった。そのリベンジも果たしたいところ。
互いに前からアグレッシブにプレスを掛けるスタイルで、水戸は今季[4-3-3]を採用している。東京Vはこれまで[4-4-2]でブロックを敷く相手に苦しんできた印象があるだけに、それとは少し異なる形で掛けてくる水戸のハイプレスをどう突破するか。また、大敗を経てどうメンバーを入れ替えるかも見もの。2日に16歳となったばかりの橋本 陸斗の登用など、驚きの起用があると面白くなりそうだ。
東京Vが1勝1分3敗であるのに対して、水戸は3勝2敗と勝ち越している。シーズン前に昇格候補の1つに挙げられていた地力のある大宮と磐田には敗れたものの、5試合で11得点と攻撃陣の好調ぶりがうかがえる。さらにここ2試合は3-0。主将の中山 仁斗(直近3試合で4得点)を筆頭に、ゴールへの勢いを出してくる選手がそろう。
対して、東京Vはこれまで5得点を挙げており、古巣戦となる小池 純輝らがそれに対抗できるか。いずれにせよ、ともに見る者を楽しませるアタッキングフットボールを掲げているだけに、豪快な試合展開になりそうだ。
今節、最後の時間にキックオフを迎える4日15時スタートのこの一戦。水戸が良い流れを持続させるか、東京Vが悪い流れを止めるか。ピッチで繰り広げられる攻防に注目だ。
[ 文:田中 直希 ]