首位の新潟はここまで10勝2分。開幕戦から12試合負けなしを続けている。その全試合で先制点を挙げており、ボールを保持しながら、多くの時間帯で主導権を握ってゲームコントロールするという新潟のスタイルを表現できていることが大きい。
ただ、スタイルがブレないぶん、必然的に相手からの分析や対策も進む。前節・大宮戦はビルドアップを寸断されて受けたカウンターで2失点を喫した。そこから布陣変更で流れを変え、3-2と逆転できたが、アルベルト監督は試合後、「奪われたときのリスク管理をしなければならない。今日のミスから学び、改善したい」と振り返った。攻撃的なプレースタイルを貫く上でも、守備の修正を図る。ただ、ビルドアップが絶たれても、高木 善朗や本間 至恩らの個人技による突破や、そこから獲得したセットプレーからの得点も新潟の強みとなっている。
10位・松本は、前節の勝利で4勝4分4敗と星を五分に戻した。前節はホームで相模原と対戦し、2-1で勝利した。先制点を生んだのは、高卒ルーキー・横山 歩夢の突破。自陣からのフィードに反応して相手の背後に抜け出すと、ボールを収めてゴールに突進し、オウンゴールを誘発した。78分には阪野 豊史に今季初得点が生まれた。こぼれ球に対する反応も素晴らしく、ここからゴールゲッターとして勢いに乗るきっかけとなりそうだ。
新潟は前回のホーム・千葉戦で今季最多の12,522人が訪れた。今節は隣県ということもあり、多くのサポーターが見守る中での試合になることが予想される。いま最も勢いに乗る2チームの対戦は、大きな拍手が響く中でさらに盛り上がりそうだ。
[ 文:野本 桂子 ]

