前節、アウェイで北九州との“九州ダービー”を戦った長崎。3日に就任が発表された松田 浩監督の登録が完了し、この試合が初陣となった。就任から短い時間の中で守備を整備すると、チームは課題もありながら組織的な守備を粘り強く展開。無失点で進めると、終了間際にカウンターから米田 隼也に得点が生まれ、そのまま逃げ切り。劇的な形で新体制の初陣を勝利で飾るとともに、開幕から12試合連続で続いていた失点にも終止符を打ち、今季初の無失点を達成した。
長崎に乗り込む千葉は前節、ホームで岡山と対戦。前半、新加入のサウダーニャに加入後初得点が生まれると、いったんは追いつかれるが小田 逸稀、船山 貴之、見木 友哉に得点が生まれ、終わってみれば今季最多の4得点。これが千葉にとっては今季初の複数得点となり、ホームでの初勝利。さらには今季初の連勝と初物尽くしの勝利を挙げている。
良い形で前節まで続いた3連戦を締めくくっている両者だが、長崎の監督交代によるスタイル変更もあり、きっ抗した展開になることが予想される。ともに守備をベースとした試合運びをテーマとしており、攻撃においてはサイドからの攻撃やダイレクトプレーが持ち味。どちらがサイドで主導権を握るか。また、クロスに対して穴を作らずに対応できるかは、勝敗を左右する大事なポイントになるだろう。
松田監督と尹 晶煥監督の対戦は前者が栃木、後者が鳥栖を率いていた2011年にあるが、当時の対戦成績は松田監督から見て1勝1分となっている。10年ぶりの対戦となる両指揮官がどんな采配を見せるのかにも注目したい [ 文:杉山 文宣 ]