高木監督になって最初の試合となる今節はホームでの長崎戦。長崎は高木監督が2013年から2018年までの6シーズン指揮を執ったクラブで、もちろん、初戦が長崎との試合になるタイミングを狙ったわけではなく、まったくの偶然。高木監督も「(就任を)実際に決めたときに、知り合いから初戦は長崎が相手だということを聞いて僕もビックリしています」と苦笑いを浮かべていた。
とはいえ、相手がどこであろうとJ2残留へ向けて勝点を積み上げなければいけないことは変わらない。プロ11年目にして初めてシーズン途中での監督解任を経験したという夛田 凌輔は、「選手としては『監督だけのせいではない』という思いが僕の中ではある。試合にも使ってもらっていた中で結果を出せず、悔しい思いが残っている」と悔しさをにじませ、「監督が代わったから良くなるというのはないと思うので、自分たちでスイッチを入れてやらないといけない」と続けた。
だが、長崎は前節・山口戦で3-0の勝利。エジガル ジュニオ、カイオ セザールら強力な外国籍選手と都倉 賢、玉田 圭司らベテラン選手を抱えている強力な相手だ。
「球際や、切り替えはしっかりとファイトしてもらって、得点につなげる守備をしていく」と話す高木監督は、今後どんなサッカーを披露していくのか。かつて長崎でともに戦った平松 宗は「今までは引くことが多かったですが、もっと高い、相手ゴールの近くでボールを取ろうと言われた」と明かす。
三浦監督のときとはまた違った色のサッカーで戦うことになるが、ピッチでプレーするのは選手たち。監督1人が代わったからといって劇的に好転することはない。監督解任を受け、選手たちは奮起し戦っていくしかない。
[ 文:舞野 隼大 ]
