昨季の千葉は前半戦の成績が振るわなかったものの、後半戦から調子を上げた。終盤戦には13試合無敗(8勝5分)というクラブ記録を残しており、総失点は京都に次いで2番目に少なかった。昨季から継続しているチームコンセプト、および戦い方の浸透具合は十分。主力選手も多く残留しており、悲願のJ1昇格に向け、まずは開幕戦白星で弾みをつけたい。
新加入選手の活躍にも期待がかかる。琉球で昨季9アシストを記録した風間 宏矢、C大阪でかつて尹 晶煥監督と共闘経験がある高木 俊幸、貴重な左利きのワイドプレーヤー・秋山 陽介など実力者が加入。彼らは千葉にどんな風を吹き込んでくれるだろうか。
対する岩手は昨季最終節の沼津戦を1-1のドローで終えたことでJ2昇格圏内の2位を確保。終盤には10戦無敗(6勝4分)を達成するなど、充実のシーズンを過ごした。秋田 豊監督体制3年目となる今季、チームとしてさらなる上積みを重ねたい。
補強動向に目を向けると、8人の大卒選手が加入するなどフレッシュな面々がそろった印象が強い。一方、鹿島に7シーズン在籍した中村 充孝のような経験豊富な選手も加わった。既存戦力と新戦力の融合にも期待したい。
千葉がホームで昨季同様の力強いサッカーを見せるのか、それとも岩手が昨季の勢いそのままに下克上を果たすのか。注目の一戦だ。
[ 文:藤井 匠 ]
