秋田は4勝2分6敗の勝点14で17位。4月の5戦は2勝3敗と黒星が先行したが、粘り強い戦いで5月の巻き返しを図る。
秋田はJ2昇格2年目で、吉田 謙監督の戦術も浸透し、発展を図っているところ。特徴はハードワークで球際の戦いを制する守備と、奪ったボールをまずシンプルに前につける攻撃。縦に速い攻めのプロセスを実現する上で青木 翔大のように前線でしっかりボールを収められるFWの存在は大きく、吉田 伊吹のように力強い選手も、齋藤 恵太のようにスピードのある選手も攻撃を引っ張る。元仙台で、サイドで攻守に献身的な飯尾 竜太朗にも注目したい。
仙台は7勝2分3敗の勝点23で2位。4月は4勝1敗で、ケガ人など離脱者が多く出た中でも新たに台頭した選手が結果を出してきた。
仙台は昨季終盤に就任した原崎 政人監督が、攻守とも多くの人数が関わって主導権を握るスタイルを進めているところ。序盤戦では不安定なところも多かったが、4月の戦いで「思ったよりもできることが増えるスピードが上がった」と監督が実感する成長を見せている。攻撃では多人数でのボール回しの中、2戦連続ゴール中のフェリペ カルドーゾのパワーを生かし、守備では前線からのプレッシャーの連動に加えてGK小畑 裕馬が最後の砦として好セーブを見せるなど、ニューヒーローが台頭。さらに、ベテランの遠藤 康もケガから戻ってきた。
多くの人数が絡んだパスワークの仙台と、縦の速さが生きる秋田。両チームそれぞれ色の分かれた攻撃を楽しめる一戦だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]


