前節は本拠地であるいわぎんスタジアムで今季初の開催となったが、16分にセットプレーから失点すると、後半立ち上がりにも失点を重ね、同じ昇格組の熊本に1-2で敗れた。ビハインドの終盤、リスクを負いながらも攻勢を仕掛ける姿も印象的だが、岩手は典型的な先行逃げ切り型のチームだ。特攻を仕掛けざるを得ないような事態を避け、失点をゼロに抑えながら、先にゴールを奪う展開が連敗脱出には不可欠だろう。
優勝候補の一角にも挙がった長崎は、序盤戦で思うように勝点を積み上げられなかったものの、ここにきて調子を上げてきている。前節は山形に0-2で敗れたものの、4月は3勝1分1敗とエンジンがかかってきた感もある。クリスティアーノ、エジガル ジュニオら、個の力に優れる攻撃陣に目が行きがちだが、復調の要因の1つになっているのが安定感を取り戻した守備。先に挙げた3勝はすべて“ウノゼロ”とクリーンシートで勝利している。慢性的な得点力不足、そして4試合連続の複数失点と、攻守に課題を抱える岩手とは対照的なチーム状況だ。
ともに中2日で迎える試合だが、アウェイ連戦の長崎に比べ、ホーム連戦となる岩手のほうがコンディション的にはやや分がある。前節ではケガで戦列を離れていた韓 勇太、脇本 晃成らも試合に復帰。連敗のトンネルを抜けるホーム初勝利を手にしたい。
[ 文:髙橋 拓磨 ]