秋田は前節、琉球とのホーム戦を2-1で制して連敗を止め、3試合ぶりの勝点3を手にした。11分に先制を許すも、盛り返して前半のうちにセットプレーの流れから2点を取って逆転。風上に立った後半は球際の競り合いで圧倒してセカンドボールを回収し、さらに連動したハイプレスから攻め立てた。追加点は決まらなかったが、攻撃的な姿勢でスタジアムを沸かせた。
秋田は明治安田J2第12節、前々節で連敗していた。それでも決定機は作れており、内容は悪くなかった。そうして迎えた前節は“内容に結果がついてこない”から1歩前進し、“内容と結果が伴った”。2試合連続で序盤に先制点を決められているのは大きな課題だが、試合運びの面で成長を見せているのは確かだ。
横浜FCは前節、ホームで熊本と対戦して0-1で敗れ、今季14試合目にして初黒星を喫した。前々節からスタメン8人を入れ替えて臨んだ一戦は、熊本のハイプレスにより良い形が作れない。後半に現在10得点で得点ランキングトップの小川 航基や、中盤のキーマンである長谷川 竜也らを投入して勝負に出たが1点が遠く、終了間際に熊本に決められた。
順位は依然として首位のまま。ただ、直近5試合は1勝3分1敗と足踏み状態が続くだけに、引き締め直して秋田に向かうはずだ。
横浜FCはこれまでの全24得点のうち14点を前半に挙げている。秋田戦でも高い技術でボールを握り、開始からゴールを狙ってくるだろう。秋田はコンパクトな陣形を維持し、粘り強く体を寄せてセカンドボールを回収することはもちろん、押し込まれても引き過ぎず、ディフェンスラインを押し上げて前進できるかがカギとなりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

