アウェイの栃木は、5勝6分7敗の勝点21で19位。一時期は9試合連続で勝てず苦労したが、直近の2試合で連勝し、復調傾向にある。
今季より指揮を執る時崎 悠監督の下、最前線から相手を追い込む守備も、押し込まれたときのスペースを消す守備も用意し、粘り強い戦いで僅差の勝負をモノにする。ここ2戦はいずれも1-0。前節・町田戦についていえば、90分間でのシュート数がわずか1本ながら、そのワンチャンスで植田 啓太が決め、虎の子の1点を守り抜いた。ボランチの谷内田 哲平からの展開や、黒﨑 隼人と福森 健太の両ウイングバックにボールが入ったときのスピードアップを生かし、さらに得点力を上げたいところだ。
ホームの仙台は、11勝3分4敗の勝点36で首位に立つ。前節は岡山との上位対決で互いに激しい守備を見せ、スコアレスドローに終わった。「勝点3を届けられず非常に悔しい、残念なゲーム」と原崎 政人監督が振り返ったように、連勝が『3』で止まったことは痛いが、4戦負けなし。2位以下との差を離して抜け出すため、ホームでの勝利が欲しい。
仙台は序盤戦こそスロースタートだったが、組織的にスペースを突く攻撃が機能するようになり、勝利を重ねられるようになった。チームトップの6ゴールを記録している富樫 敬真を筆頭に、5得点の氣田 亮真、4得点の遠藤 康と中山 仁斗と得点者が分散傾向にあり、どこからでも点を取れるチームになりつつある。
ここまでリーグトップの総得点34を誇る仙台が押し切るか、それとも総失点がリーグ6位タイの少なさ(17)の栃木が守備で粘るか。
[ 文:板垣 晴朗 ]


