秋田は前節、アウェイで熊本に2-1で競り勝った。開始直後から相手のビルドアップにプレッシャーを掛け、ボールを奪ってショートカウンターを発動し、右からのクロスを茂 平が押し込んで3分に先制。52分の2点目も同様に高い位置でのプレッシャーが相手のミスを誘発し、茂のクロスを藤山 智史がワンタッチで決めた。終盤に1失点するも、熊本の反撃を振り切って2連勝を達成。秋田は前々節の残留確定で満足せず、これまでどおり上を目指して目の前の一戦に全力で臨む姿勢を明示した。
今季の秋田は先制すると12勝1分と圧倒的な勝率を誇る。さらに2試合連続で開始15分以内に先制に成功し、良い流れができている。千葉戦でも立ち上がりから勢いよくゴールを目指したい。
一方の千葉は前節、水戸とのアウェイ戦を1-0で制した。水戸に攻め込まれても失点を許さず、スコアレスで迎えた後半にリカルド ロペスとの連係でペナルティーエリアに抜け出した米倉 恒貴が倒されてPKを獲得。櫻川 ソロモンが決めた1点を最後まで守り切った。
千葉は前節で3試合ぶりの勝利を挙げ、9位に浮上。厳しい状況ではあるがJ1参入プレーオフ進出の可能性を残しており、長年の悲願成就のために必勝態勢で秋田と対峙する。
個の技術に優れる千葉はボールを保持して崩そうとしてくるだろう。秋田は守備の時間が長くなったとしても、中を閉めてボールをサイドに追いやり、クロスをはじき返して前進したい。ボールが敵陣にある状況であれば、茂が「前線の選手がプレッシャーを掛けて制限できれば良い攻撃につながる」と話すように、強気にディフェンスラインを押し上げてビルドアップを制限し、ショートカウンターを狙うのも重要だ。
セットプレーを武器とするチーム同士の一戦。一つひとつのリスタートがチャンスにつながる緊迫した展開になりそうだ。
[ 文:竹内 松裕 ]