群馬と仙台のリーグ対戦成績は、1勝7分12敗で群馬が大きく負け越している。だが、昨季に限れば群馬の1勝1分。明治安田J2第3節はスコアレスドロー、第32節では長倉 幹樹のプロ初ゴールで群馬が1-0で勝利している。いまの群馬に、仙台への苦手意識はない。
群馬は開幕3戦で2分1敗だったが、山形戦では前半開始早々に奪った武 颯のゴールを守り抜き、ウノゼロで逃げ切っている。前線からのハードディフェンスでパスコースを限定。トップの長倉が起点となり長短のカウンターを発動し、堅守速攻のスタイルが形になってきた。昨季の仙台戦でゴールを決めた長倉は「今季はまだゴールが決められていないので、良いイメージが残る仙台戦で初得点を決めたい」と静かな闘志を燃やす。
仙台は開幕3試合で1勝2分と上々のスタートを切ったが、前節の“東北ダービー”で、J2初参入のいわきに0-1で敗戦。戦績はイーブンだが、負けられない試合を落としたことでチームには緊張感が走る。仙台はいわき、群馬に連敗は許されない。伊藤 彰監督は前節後に「(いわき戦で)結果として喜びを与えられなかったことを反省しなければいけない。この1試合がすべてではないので、次のゲームに向けてしっかりやっていかないといけない」と巻き返しを誓っている。
ゲームは守る群馬、攻める仙台の構図が予想される。J2残留が現実目標の群馬と、J1復帰がミッションの仙台。両チームの置かれた環境が違う中で、互いの闘志がピッチでぶつかり合う。
[ 文:伊藤 寿学 ]
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