好調・いわき。最後は逃げ切り7戦無敗
いわきFC
得点はうれしかったです。相手がはじいたところに加瀬 直輝選手が良いクロスを上げ、有田 稜選手が折り返して、ココに来そうだなと予測で得点できました。 --トップ下を任され、実際にやってみた感想は?大学のときは真ん中の立ち位置でプレーしていて、サイドより真ん中のほうが持ち味を出せると思っていました。パスワークや時間を作るプレーなど、いろいろできて感触は良かったです。 --試合を優位に運べた要因は?相手の布陣に対してアンカーを消して全体的にマンツーマンに行くことができた。大分もやりたいサッカーができなかったと思う。戦術的に上回れたと思います。どの相手にも順応できるように雄三さん(田村 雄三監督)の戦術に沿って戦えるようにしたいです。 --自身のコンディションの回復具合は?69分間、意外と走れた。練習試合を挟まずに試合に出ましたが、得点もできて気分的には最高です。
3バックでスタートして雄三さん(田村 雄三監督)から「お前はとにかくサイドで縦に仕掛けることや裏に抜けて攻撃を作ることが良さだから、スピードを生かしてそれを体現しろ」と言われて、アシストもできて良かったです。攻撃がサイドで張って仕掛けることが得意な形なので良かったですが、守備のときに戻って江川(慶城)選手のフォローを含めて体力的な難しさは正直ありました。でも、うまくコミュニケーションをとって良い形で守れて新しいやり方に自信がつきました。 --アシスト場面について教えてください。自分がライン際にいることで、マークがつきづらい立ち位置だったと思う。有田(稜)選手に「信じて走れ」と言われていたから、中に誰かが入るのを信じていた。岩渕(弘人)選手の得点をアシストできて良かったです。 --無敗が続いて、戦い方のオプションも増えたいまの心境は?7試合無敗が続いていますが、天狗になっている選手は誰もいないです。雄三さんが謙虚にどん欲にやることを求めているので(次節・)ジュビロ磐田戦も勝ちにいきたいです。サポーターも増えていると感じていますし、練習を見に来てくれる方や街中で声をかけてくれる人たちを喜ばせることが自分たちの仕事。だから、ホームで勝つことは大事になってきます。
大分トリニータ
監督
上位に踏みとどまっていくためにも絶対に落とせないゲームで、しかもホームでなかなか勝てていない中での敗戦。非常に痛い、大きな敗戦だった。 いわきさんが今季やっていない形でわれわれのところをつぶしにくるシステムを採ってきて、フィジカル勝負のようなゲームになってしまった。そこで上回れるストロングな場所はあったのだが、なかなかそこをうまく生かせなかった。前節の熊本戦に近い形でもあったのだが、そこで単純に上回れなかった。さらにゲームの流れでは、失点をしてはいけない時間帯に失点をして、相手に流れを渡してしまうようなゲームだった。最後に松尾(勇佑)が一矢報いたが、90分を通してわれわれのゲームにならなかった。難しいゲームだった。 --奇襲を受けたような形だったが、立ち上がりの修正は。すぐにマンツーマンで前から来ているのは分かった。選手たちも、じゃあどうするかということはたくさん経験して分かっている。今日で言えば後ろは3対3のマッチアップ。あの広大なスペースを3対3の同数で抑えられてしまったことが、一番の敗因だった。
いわきFC
監督
いわきから来てくれたサポーターやパブリックビューイングで応援してくれた方に勝利を届けることができて良かったです。今季初めて3バックを採用しました。対大分だからではなく、攻撃的に得点を取りにいきたかったので、選手が体現してくれて良かったです。 --3バックを採用して、試合の状況に応じて可変型で4バックにしていたと思いますが、狙いを教えてください。3バックにした理由は、これまで[4-1-4-1]を採用していて、良い状態が長く続かないと思っていました。相手の分析も進んで3バックのほうが良いかなと思いました。また、大分相手に3バックで攻撃的に挑み、勝てたら自信になると思っていて賭け的な部分もありました。4バックで可変にしたのは大分の出方も含めて、「最初は3バックで、相手の出方のタイミングを見て変えよう」と選手に伝えていました。選手が理解して体現してくれました。 --山口 大輝選手をトップ下に配置した狙いは?大分のビルドアップを抑えることやアンカーを封じる狙いもありました。彼はスペースを見つけながら動くことができ、攻撃で潤滑油になれる選手。リハビリも頑張ってゴールも決めて素晴らしい出来だったと思います。
大分トリニータ
MF 5
中川 寛斗
--相手が想定とは違ったシステムだったが、立ち上がりは。最初の5分、10分で相手が3バックだということ、ウイングを作ってきていたのは分かったので、プレッシャーのやり方を途中で変え、うまくハメようと思った。だが、応用力に欠けていた。われわれのほうがそこで後手を踏んでしまった。その雰囲気のままズルズルいってしまった中で、前半はいったん耐えようとシフトチェンジした。0-0で折り返したかったのだが、最後の最後に失点をしてしまったのがすべてだった。 --後半もなかなか修正できなかった。前節の熊本戦もそうだったが、蹴ってチャンスをより多く作ってしまったがために、われわれが自滅してしまった。もっと早くポジションを取って人数をかけ、マンツーマンということは相手より早く3人目がサポートすれば優位に立てる。そういったところで集中力と戦術理解度、サッカーIQのところで上回れなかったことが情けない。
DF 27
松尾 勇佑
--攻め手が見つからない中でピッチに送り込まれて、どういうプレーをしたかった?(渡邉)新太くんが、カウンターから1対1で何回かチャンスを作ったりしていたように、相手の裏に広大なスペースがあることは分かっていた。そこを狙っていくしかなかったので、そういう思いでピッチに入った。 --ゴールシーンを振り返って。ドゥーくん(安藤 智哉)が競ってくれて、自分のような小さい選手はそのこぼれ球を狙っていくことが大事。そういう部分で相手の背後に入り、GKとDFが一瞬躊躇したところを狙ってゴールできた。 --決してリーチが長いわけではないのに、ここまでも巧みに得点している。一瞬のスピードは自分の武器なので、そういうところで勝負していきたい。