秋田と水戸が3連戦の2試合目で対戦する。今季のリーグ戦で初めてとなる19時キックオフ。水曜日の夜に白熱した試合が観られるのは、ファンにとって大きな特権だ。ソユースタジアムに足を運び、日常を忘れて両チームによる本気のぶつかり合いを見届けたい。
水戸は前節、ホームで鹿児島と対戦し、スコアレスドローで終えた。開幕戦以降は勝利から遠ざかっているが、その要因は得点力にあると見られる。濱崎 芳己監督が「得点を取るところが、われわれがいま抱えている問題」と前節終了後に話したように、総得点はリーグ最少タイの『3』で、3試合連続無得点だ。
ただ、敗れた試合はすべて1点差であり、ここ2試合は無失点で守備は安定してきている。3月27日に町田から期限付き移籍で加入したアタッカーの
黒川 淳史は「失点ゼロで抑えられているのは悪くない。あとは点を取るだけ」と前を向く。
一方の秋田は前節、いわきを1-0で下した。16分にロングスローの流れから
河野 貴志のヘディングシュートで先制。後半は押し込まれる回数が増えたものの、前がかりになった相手の背後を突いて反撃の機会を狙いながら、最後まで失点を許さなかった。リーグ戦で初スタメンを飾った
蜂須賀 孝治が勝利に貢献したことも大きなプラス要素だ。
昨季は特にホームで終了間際の失点により勝点3が『1』に、『1』がゼロになるケースが少なくなかった。しかし、今季はその反省を生かし、ここまでのホーム戦3試合で無失点かつ、2連勝中と粘り強さを発揮している。キャプテンの
諸岡 裕人は「ホームは自分たちの強みにしていかないといけない」と意気込み、堅守速攻の秋田らしい試合運びで地元に勝利を届けようとしている。
思い起こせば、終盤の失点癖は昨季のホームでの明治安田J2第5節・水戸戦(1△1)から始まった。今節はその記憶を払しょくする機会にしたい。
[ 文:竹内 松裕 ]