明治安田J2第13節にユアテックスタジアム仙台で顔を合わせる仙台と山口は、ここまでのリーグ戦で無失点試合を5回記録している。それぞれ守備のやり方は異なるが、良い守備から良い攻撃への流れを作って勝負を制するのはどちらのチームか。
アウェイの山口は、ここまで5勝3分4敗の勝点18で6位。今シーズンから新たに志垣 良監督が指揮を執り、それまでの前掛かりな攻撃的スタイルから、堅実な守備で安定をはかるスタイルへの転換にチャレンジしている。
最後尾のGK
関 憲太郎の好守が冴え、
ヘナンと
板倉 洸の両CBは強さと状況判断に優れる。さらにチーム全体が献身的にチャレンジ&カバーできるのがいまの山口だ。前節は鹿児島を相手に
梅木 翼が決めた1点を守り、2試合ぶりの勝利をクリーンシートで飾った。守備が安定しているだけに、左SB
新保 海鈴らのクロスを確実にゴールへ結びつけたい。
ホームの仙台は、4勝5分3敗の勝点17で11位。前節・千葉戦での敗戦によって今季初の連敗となったが、ホームで流れを変えたい。内容面については前節で森山 佳郎監督が「手ごたえをつかめたゲーム」と評価したように、最前線からの激しいプレッシャーを連動させた守備で、相手を圧倒していた。スキを突かれてクロスから失点した場面のような課題を修正し、山口に挑む。
高強度のプレッシャーによって高い位置で奪ったところから、いかにして山口の守備をこじ開けてゴールにねじこむか。前節、
オナイウ 情滋のクロスから惜しいヘディングシュートを放った
郷家 友太ら、悔しい思いをした攻撃陣の奮起に期待したい。
順位こそ離れているが、両者の勝点差はわずか『1』。激闘必至だ。
[ 文:板垣 晴朗 ]