大分は現在、5勝7分4敗の勝点22で11位。今季からチャレンジする“攻守シームレス”をキーワードとしたスタイルが、ここ数試合でぐっと浸透した手ごたえもあるが、まだ課題も多く、思うようには勝点を積み上げることができていない。明治安田J2第12節・熊本戦から5戦無敗という一方で、第14節・長崎戦からは3戦連続ドロー。特に前々節・愛媛戦は終盤に喫した立て続けの失点により2点のリードを守り切れず。前節・水戸戦も先制したものの、ミスからPKを与えて追いつかれている。いずれも前半は相手を圧倒する内容だっただけに、その時間帯に追加点を挙げ、相手が追撃態勢に入ったあとに試合をうまく運ぶことが求められた。
ここまで攻守で前にパワーをかけてくる相手に苦戦してきた傾向があり、今節の山口戦もそこが焦点になりそう。攻撃では激しいプレッシングをどういなして前進するか、守備ではクロスやセカンドボールにどう対応していくか。スキのない戦いで4試合ぶりの、ホームでは第5節・鹿児島戦以来の勝利をつかみたい。
一方の山口は8勝3分5敗の勝点27で5位につける。山形、いわき、藤枝を下して3連勝中だ。前節・藤枝戦は
梅木 翼を欠いたが、代わりに出場する選手がそれぞれの特長を生かしており、ニュアンスは変わっても総合力を見せていた。今季初の連勝街道をさらに突き進み、J2ではクラブ初の4連勝を遂げるべく、万全の準備で近県でのアウェイ戦に乗り込む。
リーグ戦での対戦成績は、大分の4勝4分。好調の山口がついに大分を下すのか、スタイル浸透中の大分が負けなしを継続するのか。互いに譲れない戦いの行方はいかに。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]