ロングスローから生まれた決勝点。栃木が逆転で連勝を飾る
ジェフユナイテッド千葉
--先制ゴールについて振り返ってください。自分の前にこぼれてきて、いろいろな選択肢はありました。思い切りよく股下とニアサイドを狙ったゴールでしたが、狙いどおりでした。 --前半は自身が背後に抜けるボールからチャンスを作れていたと思いますが、後半は少し減りました。前半はショートカウンターから飛び出すという形で背後へ抜けることができていましたが、後半は自分たちのプレスに相手が慣れてきたところはあったと思います。なかなか自分の形で抜け出すことはできなかったと感じています。 --この敗戦はどう捉えていますか?これが自分たちの現状だと思います。それは監督も言っていたし、再認識できたと思います。これで終わったわけではないし、ここからもっとやらないといけないと全員が分かったと思うので、また練習からやっていくだけです。
栃木SC
監督
決して悪い入りではなかったのですが、ちょっとしたビルドアップのミスでやられました。あのときにわれわれがどう現実に向き合うのか、千葉さんがどう捉えているかでしたが、あそこでひるまずに前に掛かっていくプレスをしたことが(同点ゴールの)ショートカウンターにつながるわけです。強気でああいうプレーをしてくれたことは選手に感謝したいです。失点したから怯んで下がるのではなく、怖がらずにチャレンジしたことが4月のアウェイゲームとは違ったと思います。 後半も良い入りができているので、ああいう形で、「リスタートで得点が取れるとラクになるよ」という話はしていたんですね。2点を奪えると違ってくると。だから、もう少しリスタートを集中しよう、と毎週のように言っていますが、ロングスローから得点ができて、すごくラクになったと思います。 相手はキレと背後への飛び出しがあるチームですから、前からプレスを掛けてもスキがあれば背後へ通してくるところがありました。ただ、それが1本調子になるとわれわれの守備もうまくいくし、相手がそうなったときにつなぐとなれば、われわれがインターセプトをできるようになります。前半から右サイドはそれがうまくいっていたと思います。左サイドはちょっと相手のCBメンデス選手が左利きだったので、プレスに行くタイミングをひと呼吸おいていけ、と伝えたこともあって、ちょっと左サイドは重たくなってしまったと思います。言葉の伝え方のところで問題があったかもしれず、そこは修正したいなと思います。 何よりも連勝できたこと、ひるまずに強い気持ちで戦えたこと、サポーターにこれだけ喜んでもらえたこと、それは選手が一番分かっていると思うので、これを大事に次につなげていければと思います。
ジェフユナイテッド千葉
監督
先制はできましたが、その後自分たちのミスから失点してしまい、ゲームを難しくしてしまったなと感じています。あとは、これから暑くなる中でリスタートの重要度は増していくだろうと思っていましたが、思いっ切り知らされてしまったゲームになったと思います。 そうは言ってもサッカーはミスが起きますし、その中で自分たちが狙いどおりに前進できたのか、その回数や、良い形でつながっていくことが少なかったので、そこは栃木さんの守備の強度に自分たちが劣ってしまったなと思います。やりたいことがやれなかったと感じています。1失点目のミスの部分でも自分たちがビルドアップする中である程度の約束事がある中、その表現ができなかった部分があります。もう一度自分たちのベースに立ち戻ってやるべきことをやること。ハードワークしながら個を輝かせる準備をしていきたいと思います。 最後になりますが、自分たちはブーイングをされてもおかしくないゲームをしたにもかかわらず、サポーターの反応ですね、次に向けてしっかり顔を上げて頑張れ、というメッセージだと思うので、しっかり次のホーム戦で顔を上げて頑張りたいです。 --ウォームアップのときに鈴木 大輔選手がケガをしてメンバーから外れたと思います。その影響はいかがでしたでしょうか。もちろん、こういうゲームでこそ、自分たちがうまくいかない中で、明確にリーダーシップをとってくれ、チームを鼓舞する存在が欠けたというのは間違いなくチームの痛手になったと思います。ハーフタイムに多少修正しましたが、前半は狙っていたとおりには左サイドでボールを奪うことができず、イヤな形で崩されたり、リスタートを取られたり、スライドの部分についてもコミュニケーションもそうですし、ハードワークも表現できなかったところがあるので、もしかするとその辺りの影響はあったかもしれません。
栃木SC
FW 19
大島 康樹
--同点ゴールのシーンは相手GKと駆け引きをしたのですか?そうですね。相手が元栃木SCの藤田(和輝)選手だったこともあり、特徴は分かっていました。ちょっと中を空けておいて、藤田選手が蹴る瞬間に中を閉めて奪えたので、良かったと思います。 --チームとして2点目を奪ってから、そのまま当たり前のように3点目を奪いにいっているように感じたのですが。そうですね。前節(・大分戦)の良かったところを継続しようと。前線の選手もしっかりと出し切ろうという話はしていますし、最後の最後まで引かずに強気の姿勢で行くと決めていました。あくまでも前への姿勢を出すことは全体で共有できていたし、試合中も(平松)航と話をしていたので、そこは良かったと思います。 --大きな連勝だと思います。ここまで苦しかったですけど、結果が出てきたと思います。ただ、満足することなく、勝ったときこそしっかり練習する、というのは監督も言っているし、僕らも心に決めています。まだ順位も降格圏ですし、満足はできないし、3連勝を目指して頑張りたいです。
DF 2
平松 航
--得点シーンのヘディングを振り返ってください。(川名)連介のロングスローがめちゃくちゃ飛ぶので、1つ越えてくるだろうと予測していました。ニアに入るところのつぶれた背後は前半から狙っていて、それがゴールにつながって良かったです。 --前半にビルドアップのミスから失点を喫しましたが、後半に盛り返して得点を奪いました。心情的な部分を教えてください。自分の中で空回りしてしまい、なかなか落ち着かず、ロングボールもつながらないという状況の中でああいうミスが起きました。取り返したい気持ちはあったし、前半のうちに(大島)康樹くんが同点ゴールを奪ってくれて、後半につなげることができたと思います。ピッチの状況を中で感じながら右サイドから崩せている感触はあったので、選手の中ですり合わせながら反撃できたことは良かったと思います。