8勝12分14敗の勝点36で17位の大分は、J3降格圏の18位・栃木と勝点5差。勝点を積み続ければ自力で逃げ切れる位置にはいるが、順位転覆の可能性はまだ消えておらず、ヒリヒリした残留争いが続いている。目標を残留へと明確に定めて守備ベースの戦法に切り替えると、明治安田J2第32節・横浜FC戦は優勝争い中の相手の連勝を『5』でストップし、アウェイで勝点1をゲット。続く前々節・藤枝戦は10戦ぶりの完封勝利で勝点3を積み、その勢いで一気に駆け上がりたかったところだが、前節・長崎戦はPEACE STADIUM Connected by SoftBankのこけら落としの雰囲気にも気圧されたように、イージーなミスを重ねて1-4で敗れている。
今節はそのショッキングな敗戦から立ち直り、再び上昇気流を巻き起こしたい一戦。このタイミングで迎えた中断期間には、残り4試合での戦い方をあらためて共有し、タスクを明確にした。負傷から復帰してきたメンバーがコンディションを上げており、今季ずっと頭を悩ませていた選手層の厚みも回復。残留へのラストスパートへと、勝利への意識を高めて臨む。
対する水戸は10勝10分14敗の勝点40で現在15位。第27節・熊本戦からの3連勝で17位から浮上すると、その後は第30節・千葉戦で0-4、前々節・鹿児島戦で0-3などの大敗もあった中で、第31節では栃木に3-2で競り勝ち、前節・清水戦は2-2。2点のリードを守り切れなかった形にはなったが、勝点1を積んで清水を首位から転落させている。オーガナイズされた守備とタレントの力を生かした攻撃で、今節は4試合ぶりの白星を狙う。
より切迫した状況にある大分が、そのプレッシャーに負けず水戸に立ち向かい、今季のホーム4勝目をつかめるか。シーズン最終盤の緊迫感が好ゲームを生むことに期待したい。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]