大分は現在6戦未勝利。大崩れしない守備で粘り強く勝点を積んできたが、攻撃面でパワーを出せず、得点力不足が深刻な課題となってきた。その克服に向けて期待を集めているのが、6月24日に岡山から完全移籍で加入したグレイソンだ。昨年5月に負った全治約8カ月の重傷も癒え、中断直前の前節・鳥栖戦で途中出場すると、周囲を圧倒するパワフルなプレーで複数の好機を演出した。
7月27日には2年半ぶりの大分復帰となる三竿 雄斗の加入も発表。経験豊富で判断力に長け、多彩なスタイルや状況に対応できるレフティーの帰還が、苦境のチームを後押しする。これまでチームを引っ張ってきた野村 直輝の離脱は大きな痛手だが、若手を含めたすべてのメンバーの奮起を求めつつ、全力で巻き返していきたい。
一方の今治は、第2節・藤枝戦からスタートした無敗記録が『13』でストップすると、第15節・千葉戦からは3連敗を含む8戦未勝利。しかし、前節の愛媛との“伊予決戦”を制して風穴を開けた。
シーズン序盤の好調を率いたマルクス ヴィニシウスやウェズレイ タンキに加え、5月29日に川崎Fから期限付き移籍で加入したチーム5人目のブラジル国籍選手・パトリッキ ヴェロンが、攻撃に細やかな変化を生み出している。そのパトリッキ ヴェロンの今治デビューは大分との前回対戦で、試合中に見る見るチームにフィット。今節も出場すれば、大分にとって要警戒ポイントとなることは間違いない。
強烈な外国籍タレントを並べる今治に、新戦力を加えた大分がどのような戦法で太刀打ちするかが最大の見どころ。大混戦のリーグでともに浮上を期し、譲れない戦いに臨む。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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