明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループは4チームが開幕2連勝。中でも岐阜は2試合ともJ2のチームを撃破するサプライズで2位タイにつけている。
ファン・サポーターも驚く強さを見せている中、石丸 清隆監督は前節・磐田戦の戦いについて「ボールを持ったときに本当にゴールを目指していたのか。今日はあまりチャレンジしていなかった印象です」と、選手たちに苦言を呈した。上位カテゴリーの相手に勝利しても一喜一憂せず、いまはチーム力や個人の力を上げていくことが最優先という姿勢を崩さない。
岐阜が好調な理由の1つには守備の安定感が挙げられる。CBを務める甲斐 健太郎は「去年は自分1人で守ろうという意識が強過ぎてバランスを崩すこともあったけど、今年はチームメートとの信頼関係も深まって、『任せられるところは任せよう』と。それでプレーに迷うことがなくなりました」と、チームとしての成長が堅守につながっているという。今節もJ2クラブのいわきとの対戦で、相手の時間帯もある中でいかに仲間を信頼し、組織的に守ることができるのかが1つの注目ポイントだ。
同じく2連勝のいわきは今節が今季初のアウェイゲーム。昨季もJ2で4位のシュート総数を誇る攻撃型のチームだが、このJ2・J3百年構想リーグでも開幕2試合でシュート数計50本と相手ゴールに迫る形を何度も作っている。
注目は昨季までの2シーズン、岐阜に在籍していた西谷 亮。岐阜でも攻撃の中心を担っていた22歳は岐阜の弱点を熟知しているはずだが、逆も然りで、岐阜の守備陣は彼の特長を理解している。果たしてどちらが上回るのか。古巣とのバトルにも目が離せない。
[ 文:斎藤 孝一 ]
