セットプレーを中心に5得点。相模原が群馬戦での初勝利を挙げる
ザスパ群馬
大幅にメンバーを替えた中で、みんなやってやるぞという気持ちで臨みましたし、自分たちがやりたいサッカーはできたと思います。ただ、セットプレーで4失点してしまい、もったいない試合だったなと思います。 --ビルドアップに対して、相手が前からプレスを掛けてくることは想定していたと思いますが、ピッチ上ではどう感じていましたか。相手がマンツーマン気味でハイプレスに来るというのは情報で分かっていて、自分たちも練習でそういう形はやっていたので、相手より早く準備して突破していくというところは表現できたと思います。ただ、やっぱり失点で流れが変わったというのがまず1つあります。あとは左サイドに人数をかけているぶん、右に変わったときに、もう1つ前のエリアで前向きを作ることができなかったのが課題だったのかなと思います。 --後半、攻撃面がさらに難しくなってしまった要因は?勢いがある中でチャンスも作れていましたし、ゴールに迫る回数も多かったと思います。ただ、それは風の影響もあったと思いますし、後半はロングボールが通らなくなって、相手陣で押し込む時間が減ってしまいました。相手陣で自分たちがボールを握る時間が少なかったというのは1つ(要因として)あったのかなと思います。
SC相模原
監督
--試合を振り返って。本当に、まさに掲げているエナジーフットボールを、前節(直近の第4節・山形戦)も言ったんですけど、1節目よりも2節目、2節目よりも3節目、3節目よりも4節目と、より良い形で発揮できたのが勝利につながったと思います。結果的にはもちろん大量得点、クリーンシートというおまけつきだったんですけれども、実際のゲームは本当に紙一重で、やっぱり群馬さんはボールをつながせたら、この百年構想リーグでもトップレベルのチームだと思いますし、何度もかいくぐられるようなシーンも前半もあったし後半もありました。結果的に圧勝みたいなスコアなんですけれども、すごく神経を研ぎ澄ませて、選手たちは高強度の中で頑張ってくれたなと思います。個人的にも群馬さんのポゼッションフットボールは嫌いじゃないですし、今回はわれわれがセットプレーからもたくさん点が取れて、良い形で終えることができましたけれども、非常に難しいゲームだったなというふうに感じています。 --先制点や2点目は、前への矢印が非常に表現されていた印象です。そのとおりだと思います。相手のミスが生まれているのはわれわれのプレッシングがハマっているからであって、選手たちがものすごい勢いでプレッシャーを掛け続けているからだと思います。ゴールシーンはセットプレーが多かったですけれども、それもわれわれの圧力が相手の集中を欠くようなプレーを引き出してくれていると思います。 今日は試合前から選手たちに「ハンティングが大事になる」という話をしたんですけど、本当に牙を剥き出しにしたオオカミのように襲いかかり続けてくれました。1点取っても2点取っても3点取っても緩めずに、90分出た選手たちですら最後まで貫き通したのは誇らしいゲームですし、こんなに上手な群馬さんでもあれほどのミスを誘えたという結果につながったと思います。欲を言えば、後半はペナルティーエリア周辺でのボール奪取があと5~6本はあったと思うので、最後のクオリティーというところはまだまだ課題です。点差が開いているからといってチャンスをおろそかにしてはいけませんし、そこはまだまだ伸びシロがある部分だと思います。 --カウンターの場面で棚橋 尭士選手がスライディングでクリアしたシーンや、終盤に佐々木 快選手が体を張ってファウルをもらったシーンなど、最後まで出し切る姿勢が見えました。そう思います。それを見せない選手は使うつもりはないので、選手も分かっていると思います。僕らは余裕のあるチームではないですし、このリーグでも、そしてこの先のシーズンでもチャレンジャーです。常に自分たちにベクトルを向けて、どれだけエナジーフットボールを磨いていけるかというところは練習から求めている部分なので、そこに対する理解と基準は、選手たちがしっかり感じ取って表現してくれているのかなと思います。
ザスパ群馬
監督
--試合を振り返って。まず平日ナイターという環境の中で、あれだけのサポーターの人たちが後押ししてくれたのに、0-5という点差をつけられて、1点も取れないゲームを見せてしまったことは本当に申し訳なく思っています。それがすべてかなと思います。 その過程の中で、監督の采配がどうだったのかという部分も含めて、自分のところに問題が多い試合だったと思っています。ただ、選手は0-3、0-4、0-5と向かい風の状況になりながらも、自分たちがやってきたこと、伝えてきたアイデンティティーを貫きながら、最後まで下を向かずにやってくれたと思っています。そこは唯一うれしかったことですし、それを次の試合、そして今後のザスパ群馬の未来につなげていきたいと思っています。 --大敗となりましたが、敗因はどう分析していますか。相模原さん自体は、ある意味自分たちのやりたいようなプレーが出て、しかも点も取れて勝ったというのは思いどおりだったのかもしれません。ただ、それで相模原さんが良かったから負けたというよりかは、監督が悪かったから負けたのかなと思っています。ただそれだけです。 --ビハインドを負い、向かい風になって割り切って蹴ることも難しい状況で、どう打開しようと後半に臨みましたか。前半は相模原さんのロングボールに対して、蹴っても押し返されるような展開でした。自分たちは前節(直近の第4節)の秋田戦で勝ちはしましたけど、後半の自分たちのサッカーという部分では不本意なところもあったので、こういう風もある中で、逆にチャレンジする後半にしようとハッキリ指示したのは僕です。ただ、そこがうまく遂行し切れなかった。ある意味では、そこに対して相模原さんがよくプレッシャーを掛け切ってきた。そこでスコアが開いてしまったのかなと感じています。それでも自分はまったく後悔していませんし、こういう環境の中でも打開できる未来はあるんじゃないかと信じています。
SC相模原
MF 15
前田 泰良
--5-0、本当に結果も内容も素晴らしいゲームだったと思いますが、振り返っていかがでしょうか。本当にチームとして目指している形で得点を重ねることができましたし、なんといってもクリーンシートで終えられたのが本当に良かったなと思います。プレシーズンからずっとエナジーフットボールをやろうと、監督からも言われていた中で、チームとして体現しようとしてきました。(直近の第4節・)山形戦は良い内容と結果がついてきましたけど、その前の試合では自分たちから発揮し切れていなかったので、この2試合でそれを発揮できたことがこういう結果につながったのかなと思います。 --1点目はロングスローからのクリアを左足のボレーで合わせました。ああいったシュートは練習からずっと決めていたり、得意な形ではあるので常に狙っています。それが今日ちゃんと公式戦の舞台で発揮できたのは良かったです。 --自身の2点目はクロス性のボールがそのまま入ったような形でした。2点目も、触っても触らなくても入るような速いボールを出せたので良かったと思います。ただ、その前のCKのキックの質は低かったので、そこはもっと高めていけるように頑張ります。 --いまのチームが目指すスタイルは前田選手の特長にも合っているのでは。本当に足を止めない、守備も前からハンティングする、それを90分続ける。奪ったら前に出ていくというのは、自分の走力を生かせる戦い方だと思います。いまチームみんなが力を発揮できているので、それを次もしっかり発揮して続けていけるように、連戦ではありますけど、僕らのスタイルはこれで行くと言われているので、次も努力してやっていきたいと思います。
MF 23
田鎖 勇作
--大勝となりましたが、まず試合を振り返って。前半は僕たちの時間帯もありましたけど、群馬さんの良いところが多かったのかなという印象です。得点は前半で2点取れましたけど、球際やセカンドボールの回収、挟み込む守備というところはもう少し前半からできたのかなと思います。後半に関しては、自分たちの力でボールを取れるシーンも多かったので、そこはやりながら修正できたのかなと思います。 --個人としてはどんな意識で臨みましたか。相手のシャドーの位置をしっかり見て、自由に動かれないようにしてほしいと監督には言われていたので、そこは意識して入りました。ただ、前半に関してはけっこうチャンスを作られてしまいました。後半にはある程度対応してできたのですけど、前半のうちにもう少しうまく対応したかったです。 --プロ初ゴールを決めた感想を聞かせてください。前節(直近の第4節・山形戦)も決められそうなシーンで、代わりに(沖田)空くんが決めてくれましたけど、今日もチャンスは来ると思っていました。(中山)陸くんからドンピシャのボールが来たので、あとは上に外さないように、下に押さえながらヘディングで決めることができて、本当にうれしかったです。