ホームの相模原は、3月1日に行われた第4節・山形戦で2-1の勝利。J2チームを下し、今季初白星をもぎ取った。相手はアウェイ4連戦の4戦目かつ若手も先発に組み込んだ顔ぶれではあったが、前半は被シュート数0本とし、後半も1失点こそ喫したものの相手のシュートを2本に抑えられたことは自信となる部分だ。
ピンチを最小限に抑えられたのは、最前線の佐々木 快を筆頭とした前からのプレス強度を90分間落とさず、空中戦の競り合いと地上戦での球際で相手を上回れたことが大きな理由。加えて、2点目のシーンが象徴するようにゴールを取り切る執念を全員で体現できたことも好材料だ。
総勢23名と“少数精鋭”の編成となっているチームにとって中2日の連戦は大きな試練となる。それでも、「ようやくプレシーズンで積み上げてきたものが多くの時間帯で出せるようになってきた」とシュタルフ 悠紀リヒャルト監督は手ごたえを語っている。チームとしてこの感覚を持ったまま、過去9回対戦して一度も勝ったことがない群馬を破ることはできるか。
対する群馬は、2月28日に行われた第4節にて秋田を3-2で下し、待望の今季初勝利を飾った。勝利の立役者となったのは、前半だけでハットトリックを記録した中島 大嘉だ。昨年6月に札幌から育成型期限付き移籍で加入するも、直後の7月に左ひざ内側側副じん帯損傷、9月に左ヒラメ筋損傷と負傷によって長期離脱を余儀なくされたストライカーが衝撃の復活劇を遂げた。チームとしても就任2年目となる沖田 優監督の下、積み上げてきた“超攻撃的サッカー”を洗練させながら結果を追い求めたい。まずはその第一歩として、遅れてやってきたヒーローとともに連勝を目指す。
[ 文:青木 ひかる ]
