群馬はホームで迎えたJ2開幕戦で昇格組の鹿児島に1-1、第2節はアウェイで熊本に1-1と、勝ち切ることができていない。それでも、5年ぶりに復帰した髙澤 優也が開幕戦で得点を挙げ、さらに新加入の佐川 洸介が熊本戦で劇的同点ゴールをマークしており、前線の選手が結果を残しているのは朗報だ。齊藤 聖七が離脱しているものの、平松 宗、和田 昌士、北川 柊斗といった選手も「調子が良い」と、就任3年目の大槻 毅監督は目を細めている。相手を引き込む“疑似カウンター”の戦術から前線を生かすスタイルは不変だ。
公式戦連戦となる相模原戦は、サブ組の選手が多く起用されそうなことを考えても、競争力豊かなアタッカー陣たちのアピール合戦になりそうだ。川崎Fから育成型期限付き移籍で加入したドリブラーの永長 鷹虎や、縦に鋭利な突破を見せる左サイドアタッカーの山中 惇希に多くのボールが渡れば面白い。新加入選手では、練習で主力組に入ることも多いボランチの藤村 怜、右SBの船橋 勇真の出場もあるか。「ルヴァンカップも大事な試合。出たらゴールを決めてチームが勝てるようにしたい」。佐川はそう決意を述べている。
相模原は北九州とのJ3開幕戦をアウェイで1-0、そしてホーム開幕戦となった第2節・八戸戦も1-0と、“ウノゼロ”を続けている。就任2年目となる戸田 和幸監督の戦術は浸透しており、昨季出場を続けた若手選手たちも成長。そこに瀬沼 優司、岩上 祐三といったベテラン選手が落ち着きと経験を加え、スタートダッシュを切った格好だ。
群馬は、守備時は[4-4-2]で攻撃時には右SBがシャドーポジションまで上がる変則システム、相模原はワンボランチの[3-5-2]を基本形としている。システム的にギャップが生まれそうで、その中でどちらが優位に立つか。
リーグ戦の通算対戦成績は、群馬の3勝3分となっている。2018、19年はJ3で3勝1分、2021年はJ2で2引き分け。ただ、いまとは違う指揮官であり、選手も入れ替わっている。相性は関係ないか。
相模原の岩上、髙木 彰人、金城 ジャスティン俊樹や、群馬の和田、齊藤、平松、川上 エドオジョン 智慧、真木 晃平にとっては古巣戦。そういった関係性もある両者の一戦だ。
当日朝は雪予報も見られているが、午後には晴れ間ものぞきそう。とはいえ、夜にはかなり気温が低くなることも予想される。そんな中でも勝利やアピールへの熱い気持ちを見せて、観衆の心を温めるような試合を期待したい。
[ 文:田中 直希 ]
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