開幕からホーム3連戦をすべて2-0で3連勝と好スタートを切った大分だが、明治安田J2・J3百年構想WEST-Bグループ地域リーグラウンド第4節・熊本戦では1-3で敗れ、前々節・鹿児島戦は0-0からのPK勝利、前節・宮崎戦は0-1で敗戦とやや勢いが落ちている。特に2戦連続の無得点が気がかりな状態だ。
熊本戦で負傷により途中交代した
キム ヒョンウが欠場している中、
パトリッキ ヴェロンが右脛骨骨挫傷と診断されたことが発表され、好調を支えてきた攻撃陣の離脱が相次いでいる。これにより前線の選手起用がスクランブル状態となっており、それに伴う連係不足がじわりと影を落としている。この事態を逆手にとるように、ほかのメンバーの台頭を期待したいところ。今週のトレーニングでは、チームコンセプトである“湧き上がるフットボール”の体現に向けたポイントを、あらためて全員で再確認した。
一方の琉球はいまだ90分での勝利がなく、直近2試合のPK負けを含めて3連敗中だ。開幕から複数得点は1試合のみで、無得点が3試合と得点力不足が喫緊の課題。一方で攻守のバランスにおける手堅さは感じられ、6戦中4戦をPK戦に持ち込むなど、粘り強く勝点を拾っている。
[3-4-2-1]のフォーメーションをベースとするチーム同士、互いに立ち位置を移してミスマッチを生み出しながら、攻守で駆け引きする展開が予想されるカード。息詰まる主導権争いの末にロースコアで決着する可能性もあるが、両チームの現状を打破するような、派手な打ち合いのゲームも見てみたい。一体感と積極性で上回るのはどちらのチームか。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]